野々村元監督 覆った判定「本当に英断。この大会の最高の価値」

[ 2019年8月22日 13:21 ]

島根・開星高校野球部元監督の野々村直通氏
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 島根・開星高校野球部で過去に春夏合わせ8度甲子園に導いた元監督の野々村直通氏(67)が22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に生出演した。

 番組では、全国高校野球選手権大会3回戦の明石商(兵庫)―宇部鴻城(山口)戦の延長10回の明石商の攻撃で、一度はアウトと判定されたがセーフへと覆る場面を紹介。延長10回、先頭の安藤が一塁強襲の内野安打で出塁し、続く岡田の犠打を2番手投手の池村が処理して二塁へ送球。塁審はアウトと宣告した。しかし、球審が審判委員に電話で確認後、審判団で協議してセーフとした。

 この判定にコメンテーターの玉川徹氏が「今の技術だったらアウトかセーフかとかなんかは全部機械で判定できるはず。でも審判を置くっていうのは、もしかしたら審判が間違ったことまで含めて野球だよと、というふうなことであるんならそれはそれで僕はいいです」と話すと、野々村氏は「今回の判定を覆したのはね、本当に英断ですよ。素晴らしい。ある意味ではこの大会の最高の価値ですよ。審判団そのものが疑義をもってビデオを見てこうだったって。子どもたちが人生かけてますからね。普通の人はたかがっていうけれど、この子たちはプロ行くとかは別にして命がけでやってますよ」と話した。

 また、野々村氏は「指導者も間違っていたら非を認めるべき。子どもたちにきちっと正しいことをやらないかんですよね」とし、ビデオ判定導入には「試合の流れを大きく左右する明らかな誤審はね、(ビデオ)判定してもいいと思う、今回のようにね。それも大会本部が見てやる。それをいちいちクロスプレーの時に監督から“ビデオで見てくれよ”っていうのをやったら、高校野球として非常に(試合時間が)長くなるし、そこまではする必要ないけれども、今回のようにあきらかにおかしいなっていう時には本部席で見て覆すっていうのは必要だと思います」と持論を述べた。

 野々村氏は美術教師で、1988年の開星野球部創設から監督を務め、チームを春夏合わせ8度甲子園に導いた。2010年、夏の甲子園1回戦で21世紀枠出場の向陽(和歌山)に敗れた時に「21世紀枠に負けたのは末代までの恥」などと発言。その後、発言の責任を取って監督を辞任した。

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