大船渡・佐々木「本番モード」5回10K零封 136キロスライダー&フォークに切れ

[ 2019年7月7日 05:30 ]

練習試合   大船渡14-3柏木農 ( 2019年7月6日    柏木農グラウンド )

大船渡・佐々木(撮影・木村 揚輔)
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 最速163キロを誇る怪物右腕が「本番モード」に突入した。大船渡の佐々木が青森県内で行われた柏木農との練習試合に先発し、5回1安打無失点で毎回の10三振を奪った。

 70球中、直球が49球でスライダーが15球と得意の2球種で攻める投球。決め球のフォークも鋭く落ちた。15日の岩手大会初戦が近づき、視察した阪神の葛西稔スカウトは「本番が近づいて自分に合った投球になってきた」と評した。直球は常時145キロ前後で最速も152キロを計測した。

 特にさえたのが、5三振を奪った最速136キロのスライダー。巨人の柏田貴史スカウト部・東日本統括は「今まで見た(佐々木のスライダーの)中でマックスの切れとスピード」と好調を確認。対戦した柏木農の五十嵐喜代敬監督も「(スライダーを振る際)うちの選手はバットとボールが50センチも離れていた」と目を丸くした。佐々木は7日に岩手県内で最後の練習試合に臨み、本番を迎える。 (武田 勇美)

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2019年7月7日のニュース