ヤクルト、山田弾で今季初4連勝 “本塁打打つと負ける説”11でストップ

[ 2019年7月7日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―1中日 ( 2019年7月6日    ナゴヤD )

3回2死、山田哲は同点となる中越えソロを放つ(撮影・椎名 航)
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 やっと勝てた。ヤクルト・山田哲が不名誉な記録をストップ。試合後、取材エリアに姿を現すと「山田が打つと負ける説があるからね」と笑みを浮かべながら自虐的に言った。

 本塁打を放った試合は4月28日の広島戦以来白星なし。8号ソロを放った5月8日の阪神戦を引き分けると、5月10日の巨人戦で9号ソロをマークしてから11連敗。12試合も勝利の女神にそっぽを向かれていた。

 この試合は違った。1点を追う3回2死から大野雄のスライダーを左中間に運んだ。「本塁打は狙っていなかった。食らいついて何とか前に飛ばそうと思ったら、良い角度で飛んでくれた」。チーム単独トップとなる同点の21号ソロ。チームに勢いを与え、5回に勝ち越して逃げ切った。

 チームは今季初の4連勝で5位・中日とのゲーム差を2に縮めた。主砲が打って勝つ。悪魔のジンクスを打ち破った山田哲は「そりゃ気になるでしょ」と話しながらも「これから頑張ります」と吹っ切れた表情だった。 (黒野 有仁)

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2019年7月7日のニュース