東邦大勝!!さあ“時代またぎ連覇”だ 石川弾で夏が始まった

[ 2019年7月7日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権愛知大会 1回戦   東邦7―0天白 ( 2019年7月6日    春日井市民 )

初回1死一塁の第1打席でいきなり右中間に2ランを放った東邦・石川
Photo By スポニチ

 第101回全国高校野球選手権(8月6日から16日間、甲子園)の地方大会は6日、西東京など新たに11大会が開幕。12大会で計41試合が行われた。愛知大会では史上8校目(9度目)の春夏連覇を目指す東邦が天白との初戦で8回コールド勝ち。今秋ドラフト上位候補の石川昂弥内野手(3年)は「3番・三塁」で出場し、初回に高校通算54号となる先制2ランを放った。7日は20大会で178試合が行われる。

 今夏初戦。初打席、初スイングだった。初回1死一塁、カウント2―1。石川が外寄りの直球を捉えると、打球は逆方向に伸び、右中間最深部に達した。一瞬の静寂。そして、どよめきが起きる。満員の客席から「バケモノ」、「えぐい」などと感嘆の声が上がる中、笑顔を見せることなく、ベースを回った。

 「自分の中で正直言ってあまり調子は良くなかった。打てなくても思い切り振ろうと打席に入りました。感触は良かったです」。6月30日の初戦が雨天延期となり1週間延びた。待ちに待った試合でいきなり特大の先制2ラン。直球を狙い打ちし、高校通算本塁打を54に伸ばした。

 センバツで背番号1を背負い、二刀流で春夏通じて史上初となる決勝での2本塁打&完封の偉業を成し遂げた。大会後は打者に軸足を定め背番号は5に。練習用具に「背番号5で甲子園に行く」と記すなど並々ならぬ決意で最後の夏に挑んでいる。父の尋貴(ひろたか)さんは「センバツ後は緩んだところがあった」と振り返るが、息子の尻を叩き「行くんじゃないですか、甲子園に」と精神面での成長を認める。

 残りの4打席はボールを見極め、全て四球。一度もスイングすることはなかった。23球中、唯一の甘い球を唯一のスイングで仕留めた。ネット裏ではソフトバンクなど4球団が視察。最多の4人体制を敷いた中日の米村明アマスカウトチーフは「開幕の第1打席で出せるというのは素質があるということ。甲子園の名選手がみんなそういうことができたわけではない」と、そのスター性を高く評価した。「早いうちに1本出たので楽になりました」と石川。春に続き、夏の主役も譲らない。 (北野 将市)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年7月7日のニュース