王氏、社会人野球とタッグで球界盛り上げる プロアマ団結で五輪競技「もう一度復活」

[ 2019年7月7日 05:30 ]

祝辞を述べる王貞治世界少年野球推進財団理事長(撮影・西尾 大助)
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 第90回都市対抗野球大会・日本野球連盟設立70周年記念祝賀会が6日、東京ドームホテルで開催された。球界関係者450人を前に、王貞治世界少年野球推進財団(WCBF)理事長(79=ソフトバンク球団会長)があいさつ。24年のパリ五輪で、野球が競技種目から除外されるが、社会人野球と協力しながら子供たちに魅力を伝えていくことを力説した。36チームが出場する本大会は13日、東京ドームで開幕する。

 日本野球連盟名誉会員も務める王理事長の声に力がこもった。願うのは、将来の球界繁栄――。少年少女に夢を与えたい。だからこそ、社会人野球とのタッグを呼びかけた。

 「我々の胸をときめかせた野球の醍醐味(だいごみ)を、子供たちにまた味わわせてやれれば。(大会)90年を振り返り、あの後楽園が満員になる活気を思い出し、皆さんと一緒に盛り上げていきたい」。

 88年の東京ドーム開場前は、後楽園球場で開催された都市対抗。「世界の王」は少年時代に聴いた太鼓と金管楽器による派手な応援合戦を思い出した。

 過去の隆盛を振り返るだけでは、減少一途の野球人口が上向くことはない。パリ五輪で、野球が競技種目から外される事実を「屈辱」と表現。その上で、プロ・アマが一致団結し、打開策を講じるべきだという。

 「子供たちを待っているのではなく、こちらから投げかけないといけない。幸い野球は力だけではできない。体力的には外国に劣るかもしれないが、知力という点では日本に向いている。人の心を引きつけるのが野球の魅力だと思ってます」

 その口調は最後まで熱を帯びていた。「パリ五輪後、もう一度(競技種目に)復活させるよう皆さんの気持ちを一つにしていきましょう」。社会人野球の記念日にふさわしいスピーチだった。 (伊藤 幸男)

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