広島7連敗でデッドライン越え 4年ぶり屈辱で借金生活…5月以来の3位転落

[ 2019年7月7日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―8阪神 ( 2019年7月6日    甲子園 )

7回終了後、選手交代を球審に告げ、ベンチに戻る際に厳しい表情をみせる緒方監督(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 広島は6日の阪神戦に敗れて、引き分けを挟んで4年ぶりの7連敗となった。投打の歯車がかみ合わない間に首位・巨人とのゲーム差は危険水域に突入した。赤ヘル史上最大の逆転優勝である91年の7・5ゲーム差を越えて3位転落。3連覇中に一度も経験しなかった7連敗で借金1と負の数字ばかりでも、緒方監督は「そんなことは考えていない。どうやって安定して戦っていけるか」と足元を見つめた。

 迎打撃コーチが「十分です」と評価したように11安打で11試合ぶりの4得点以上とした打線は活気があった。対右打者の被打率が・184の先発・青柳対策として、2試合連続で1番に起用していた菊池涼を昨季10月3日以来のベンチスタート。曽根、坂倉をそれぞれ初の1、3番に置いて上位3人を左打者で固めるなど左打者6人を並べた。4回途中で降板させた青柳からの7安打のうち鈴木の2安打以外は左打者から生まれ「5番・一塁」で8試合ぶりの先発だった松山の復調は目を見張った。

 2回に右前打を放つと、3回は2死一、三塁から中前へ2点適時打。5回には中越えの適時三塁打で4月11日以来の複数安打とし、今季初の3安打。2点差に迫った直後の5回の守備では適時打につながる失策も、打棒で貢献するしかない。

 「打撃の状態は悪くないので続けていきたい。今までは仕事ができていない。何とか続けていきたい」

 指揮官も「今日はいい攻撃の形ができていた」と手応えをつかんだ。2軍では球宴後に再登録可能な小園が本職の遊撃ではなく、三塁で2試合連続で先発して初の満塁弾を放った。楽天からトレード移籍した三好も遊撃で先発するなど、新たな攻撃オプションは2軍でも蓄えられている。
 6日は西日本豪雨が発生してからちょうど1年だった。昨年は甚大な被害を受けた広島に首位を快走して勇気を届けた。今年は球団史に例のない逆転優勝で被災地に笑顔を運ぶ役目がある。 (河合 洋介)

○…広島は7連敗で3位転落。5月10日以来57日ぶりの借金1を喫した。首位・巨人とのゲーム差は今季最大の8ゲームとなった。広島がリーグ優勝した9度のシーズンで途中、首位チームにつけられた最大ゲーム差は91年の7・5ゲーム(7月13日時点、首位・中日)。8ゲーム差以上からの逆転Vは過去にない。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年7月7日のニュース