阪神・鳥谷、自己最長36日ぶり安打 10球粘ってつないだ「良かった」

[ 2019年7月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神8―5広島 ( 2019年7月6日    甲子園 )

4回1死一塁、鳥谷は左前打を放つ(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 自己最長ブランクを経て飛び出した1本に甲子園は沸いた。3―3の4回1死一塁。阪神・鳥谷が代打出場し真骨頂を発揮した。

 2ボール2ストライクと追い込まれたが、アドゥワの際どい球を4球連続カットしてファウルに。次のスライダーを見極め10球目の外角高め速球を左前にはじき返し好機を拡大した。類いまれな選球眼で投手にダメージを与え、最後はきっちり出塁する。強みを打席で久々に披露し糸原の決勝弾につなげた。

 5月31日の広島戦以来、7打席ぶりの安打だが、日数にすれば実に36日ぶりに灯った「H」ランプ。新人だった04年の28日ぶりを超える、プロ16年目にして“自己最長のブランク”だった。試合後は笑顔を見せることなく「良かったですね」とひと言だけ残し、クラブハウスへ引き揚げた。現状を考えれば手放しで喜べるはずもない。そんな胸中を、矢野監督が代弁した。

 「あれだけ毎日試合に出ていた選手が、ヒットのなかなか出ない日々というのはね。気持ちの中で複雑だとは思うけど。いつも本当に鳥谷らしく、変わらず準備をして試合に臨んでいる姿を見ているのでね」

 立場は変わっても野球に向き合う姿勢は不変。この日を含めても56打数8安打の打率・143と苦しい数字が並ぶが、指揮官は言う。「トリの背中をみんな見て、若い選手が学んでいる部分は多いと思うので。これからも、そういう部分でも、期待しています」。数字に表れない貢献を続けている鳥谷がこの1本をきっかけに本領を発揮すれば、猛虎はさらに勢いつくはずだ。(巻木 周平)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年7月7日のニュース