都千歳、継投ノーヒッター開幕 7回コールド 松岡“予定通り”あと1人で交代

[ 2019年7月7日 05:30 ]

第101回全国高校野球選手権西東京大会 1回戦   都千歳丘9―0都松原 ( 2019年7月6日    神宮 )

7回途中を無安打無得点でチームを初戦突破に導いた都千歳丘の先発・松岡(撮影・木村 揚輔)
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 エースの思いを背負い、代わった都千歳丘の田中が最後の打者を三ゴロに仕留めた。都千歳丘が西東京大会の開幕戦で継投でのノーヒットノーランを達成。7回コールド勝ちで3年ぶりの初戦突破を果たした。

 先発の松岡は6回まで四球を出しながらも無安打無失点。だが7回2死一塁で、秋本則彦監督は背番号11の同じ3年生右腕・田中を送った。快挙達成へあと1人での交代に「元から田中を登板させる予定だった。あと1人だったが、みんなで田中をマウンドに立たせようとずっと言ってきたので」と話した。

 田中は1年生の12月に送球が頭に当たって入院し、半年間離脱。野球を辞めることも考えたが、周囲の励ましもあって昨夏から復帰した経緯があった。その田中から「申し訳ない」と言われた松岡は「投げたい気持ちもあったが、チームのために代わった」と思いやった。「お見舞いに来てくれた人たちや母に感謝している。次の試合も投げたい」。田中は言葉に力を込めた。 

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