王将戦第3局の対局再開 封じ手は「4二王」

[ 2023年1月29日 09:12 ]

<第72期王将戦 第3局第2日>島立会人(手前)が封じ手を開封し羽生九段が駒を進める(右が藤井王将)
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 将棋の藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=に羽生善治九段(52)が挑戦する第72期ALSOK杯王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第3局が29日午前9時、前日から行われている石川県金沢市の「金沢東急ホテル」で再開された。

 午前8時46分、挑戦者の羽生が「おはようございます」とあいさつし、対局室に入室。2分後に藤井が姿を見せ、対局1日目の指し手を再現した。羽生が1日目に封じた50手目を、立会人の島朗九段(59)が開封。封じ手は「4二王」だった。

 史上最年少5冠の藤井と、永世7冠の資格を持つ羽生による世紀の対決の第3局。後手番の羽生が選んだ雁木に対し、対抗策として有力な早繰り銀で迎え撃つ藤井。29手目▲2六飛で羽生のペースを崩したが、44分の考慮で△4五歩と着手。力戦型からさらに激しくなり、お互いねじり合いの続く対局に。構想力が問われる展開となりそうだ。

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