森泉 祖母・森英恵さんから唯一受けた「忠告」でモデルに対する心構え変わった

[ 2023年1月29日 19:15 ]

森泉
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モデルでタレントの森泉(40)が28日、TOKYO FM「SUBARU Wonderful Journey ~土曜日のエウレカ~」(土曜後5・00)にゲスト出演し、祖母で昨年8月に96歳で死去した世界的ファッションデザイナー・森英恵さんとの思い出を語った。

 森は高校は米国に留学し、帰国後に祖母で昨年8月に96歳で死去した世界的ファッションデザイナー・森英恵さんのアドバイスでファッション系の学校に行っていた時に、バスの中でスカウトされたと言う。

 英恵さんと同居しており、「忙しかったけど、家族の時間つくってくれて。毎週土曜日に朝ごはん作ってくれて一緒に食べたりとか。怒られたことはほとんどなくて」と言うが、一度だけ呼ばれたことがあるという。森は「行ったら雑誌の撮影の切り抜きを持っていて『これ』って。でも、すごく笑っている写真だったの。これは笑いすぎだと。歯医者さんの広告じゃないんだから。これだと、歯に目が行っちゃうから、服に目がいかないって怒られたというか…忠告。そこから意識するようになりましたよね」と祖母のアドバイスで、モデルに対する心構えが変わったという。

 また、思い出のモデルとしての仕事を聞かれると、04年に英恵さんがデザイナーとして引退するパリのオートクチュール・コレクションと明かした。「ママ森(英恵さん)に出てみない?って言われて、あれよあれよと」パリコレ出演でフィナーレのブライダルドレスを着ることになったが、ドレスを一つ一つ丁寧に作っていく過程を見て「これはちゃんとやらなきゃって気持ちになっちゃって…もう出来上がったのを着て、見せなきゃと思った時に緊張した」と明かした。普段は緊張しないという森だが、ショーの後に英恵さんから「よく頑張ったね」と言ってくれたときには「よかったと思って、ジーンときましたね」と振り返った。

 MCのお笑いコンビ「麒麟」の川島明から「セレブ生活」と聞かれた森は「普通ですよ」と言いながらも「うちのお祖母ちゃんが教育的に食育というのにこだわっていて、いいものを若い時から食べていて、キャビアとかフォアグラとか…」と英恵さんのこだわりを明かし「本当に小さいころからフレンチのコースで。子供だからと言ってお子様ランチとかじゃないのよ。大人と一緒の食べて…。子供はやっぱりハンバーグとか食べたいのよ、だから、なんか仕方なく食べていたけど…そういう意味では食には結構厳しかった」と明かし、テーブルマナーや作法などもそこで学んだと語った。

 最後に、人に言われた中で一番印象に残っていることを聞かれた時にも英恵さんの「あまり強くなりすぎちゃダメよ」という言葉を披露。「ママ森に面白いことを言われたことがある。仕事を始めていろいろやりだした頃に言われた」とし、その時は理解できなかったと語った。「ママ森だって、一人でパリやニューヨークに行って、バリバリやって、当時だと差別とかあった中、絶対強くなんなきゃ、やっていけないんだろうって思った」と言う。しかし、今は「多分、ガチガチになって強くなりすぎちゃうと、何かが来た時に折れちゃう。しなやかでいないとよけられない。柔軟性を持ってって、という意味だったと思うんだよね。いろんな意味があるな」としみじみと語っていた。

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