野田元首相 “待望論”にも再登板きっぱり否定 「私はないです」にスタジオどよめき

[ 2023年1月29日 17:43 ]

 立憲民主党の野田佳彦元首相(65)が29日、ABEMA「ABEMA的ニュースショー」(日曜正午)にゲストで生出演し、“再登板”の可能性について言及した。

 番組ではANNの世論調査の推移を紹介。1月の支持率は28・1%だった。同調査では岸田内閣での過去最低を更新し、支持しないと答えた47・5%を大きく下回った。一方で、野党第1党の立民も、政党支持率が9・8%と横ばいが続く。野田氏は「早く支持率2ケタに上がって、ようやく少しは存在感が出てくると思う」と決意を口にした。

 番組では、泉健太代表に代わり野田氏を推す“野田待望論”が党内に浮上しているとした。元NHK職員でお笑いジャーナリストとして活動するたかまつななから「先ほど野田さんに待望論が集まっているっていう声がありましたけど、実際野田さんはそうなったらやるという意思は?」と質問が飛ぶと、野田氏は「集まってないですよ。そんなので血迷っちゃいけないと思いますので」と笑って返した。

 さらにMCの千原ジュニアから「そういうのがガーっと来たら、じゃあもう一度俺がという気持ちはあるんです?」と念押しされると、野田氏は「私はないです」ときっぱり答え、出演者たちからどよめきが上がった。「代表とか総理なんて狙ってなれるものじゃないとよく分かっているので。ああいうのって、何となく引き寄せられるようになっていく。引き寄せられないのに、自分から無理してたどり着こうとしても、ろくなことがない」と自身の感覚を説明した。

 旧民主党政権は2012年に崩壊し、政権交代に。当時の首相が野田氏だった。「逆に言うと、私の時に大敗して、それから盛り返せないでいるので、もう1回、政権交代可能な政治状況を作る道筋を作るのが、私がやらなければならない役割」とし、「これをやらないと死んでも死にきれないと思う」とも述べた。

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2023年1月29日のニュース