藤井王将 人生初の金沢対局 粉雪に熱視線「雪を見て楽しんでいました」

[ 2023年1月29日 05:13 ]

第72期ALSOK杯王将戦7番勝負第3局第1日 ( 2023年1月28日    金沢市「金沢東急ホテル」 )

銀世界を背に対局に臨む藤井王将(撮影・岸 良祐)
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 金沢での人生初対局に臨んだ藤井王将は、対局開始前から窓の外を舞う粉雪へ再三視線を送った。

 前日、自宅がある愛知県瀬戸市からの移動中も「雪を見ること自体少ない。雪を見て楽しんでいました」。この日の最高気温は0度。気分転換でも雪を有効活用した。

 一方、耳を赤くしながら対局する姿に、逆に暑いのでは?と心配の声も上がったが「室温は調整するので大丈夫です」と話した。20歳になり、対局環境を関係者任せにしない自立した姿を見せ始めた。

 ≪金沢東急ホテル「友禅」広さ120平方メートル≫対局場の金沢東急ホテルは1985年9月に開業。金沢駅から車で約6分の中心街に位置し、兼六園や金沢城公園にも近く、観光、ビジネスの拠点として親しまれている。対局室は畳敷きの部屋「友禅」で広さは120平方メートル。普段は宴会場、法要に使用されることが多いが「和室の宴会場は市内でも珍しい」(担当者)こともあり、成人式の着付け会場など伝統的なイベントでは重宝されているという。タイトル戦では2012年の竜王戦第2局の舞台となっている。

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