森尾由美 育児休暇中の愛娘についかけてしまった言葉を「大反省」 松居直美も涙

[ 2023年1月29日 21:20 ]

森尾由美
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 女優でタレントの森尾由美(56)が29日放送のフジテレビ「はやく起きた朝は…」(日曜前6・30)に出演。子育てに奮闘している若いママにエールを送りつつ、自身の子育てを振り返って悔やむ場面があった。

 1994年4月開始の前身番組から森尾、磯野貴理子(58)、松居直美(55)の3人で長年続いている長寿番組。森尾は昨年6月24日に長女・優香さんが第1子となる香澄ちゃんを出産して初孫に恵まれたが、この日は19歳でママとなり現在小学生の子供が2人いるという女性から届いた「子供に対して話し方がキツくなってしまう」という悩み相談を紹介した。

 自らこのハガキを読んだ後で、「子供に対して話し方がキツくなるのは、私は仕方がないと思ってます」とまずはコメントした森尾。そのうえで「たとえば電車で周りの人に迷惑をかけないようにと思えば、その子に対してキツく言うこともあるだろうし、家ではたとえば保育園に何時までに行かなきゃいけないから起きてほしい時にはキツくなるかもしれないし。ずーっとキツくなってるわけじゃないから。私は、これを“私ってダメだな”って思ってることが十分もう気を付けているし、子供に対しての考えもあると思うから、全然このままでもちろんいいと思うの」と相談者の思いに寄り添った。

 そして、そこから、自身の話に。森尾は1993年に長女、99年に次女と2人の娘を出産したが、ともにすぐ仕事を再開したという。特に長女を産んだ時には出産後わずか1カ月で復帰。「その時は若かったし、できると思ったし。仕事を長く休むことのほうが不安だった」と早期復帰を選んだ当時の心境を明かした。

 生後7カ月の孫・香澄ちゃんを育てる優香さんは現在も育児休暇中。1歳をめどに保育園を探しているという。だが、これについて、自身の昔の経験から「仕事に復帰するのに1年休むと、戻るのに、体が慣れるのに、時間がかかるかもしれない。共働きとしてやっていくんだったら育児休暇は短いほうがいいんじゃないの?」とついアドバイスしてしまったという。

 愛娘を心配するあまりに出た言葉だったが、その後「大反省」。長女と孫を見ていると「0歳から1歳とかって本当に成長が早くて。することもあって。一緒にいられる優香が凄くうらやましく、いま見えるのね。私は、なんで1カ月で仕事を取っちゃったんだろうって。いや、仕事も大事よ。大事なんだけど、そのために、自分も仕事に行かなきゃいけないから(当時0歳だった)優香に、ものの分からない優香に“早くしなさい!”って言ったことも何度もあったから。それを反省して。優香を見ていると、すっごいうらやましいの。のんびりして、一緒に昼寝して、一緒にご飯食べて、一緒に散歩行って。なんて幸せそうなって。やっぱり大事な時を大事に過ごしてほしいから」と痛感したという。そして、改めて「優香の場合は育児休暇を取れる環境だったから。取れない人もいる…よね。だから、そこはなんとも言えないんだけど、とにかく一生懸命であれば、言葉がちょっとキツくなったりしても、それは愛情がないわけじゃない」と悩んでいる相談者をフォローした。

 これには、森尾と同じく一人息子の出産から1カ月後に仕事復帰したという松居も思わずハンカチで目元を押さえて涙。森尾も目をうるませながら相談者や愛娘をはじめ子育て中のママたちにエールを送り続け、「いろいろあるよね。でも頑張ってらっしゃると思うので」と締めくくった。

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2023年1月29日のニュース