シティボーイズ・きたろう 笑いに対する「信念」とは 「俺たちはそういう笑いだから面白かった」

[ 2022年4月3日 20:00 ]

シティボーイズの(左から)きたろう、大竹まこと、斉木しげる
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 きたろう(73)、大竹まこと(72)、斉木しげる(72)が構成するコントユニット「シティボーイズ」が3日放送のフジテレビ「ボクらの時代」(日曜前7・00)に出演。面白いと思う芸人の名を挙げ、笑いに対する思いを語った。

 きたろうが「YouTubeでサンドウィッチマンは全部見た。センスがいいよな。中川家も好きだけど」と切り出すと、斉木は「お笑いは時代だって言ったけど、俺なんかの感覚ではないよね」としながらも「でも、やっぱり見ていて面白いな」と同調。きたろうは「俺たちのときのお笑いよりも、レベルは数段上だよ。技術的だけじゃなくて、センスも」と褒めちぎった。

 一方で大竹は「(M-1グランプリ2021で)錦鯉が優勝したじゃん。お客を下からえぐるような笑わせ方するじゃん。上に立たない」と挙げた。きたろうが「感覚だよね。へり下って、偉そうじゃなく笑わす」と呼応し、大竹は「今のお笑いから見ると、オレも本当に偉そうだったなって思うね」と苦笑いだった。

 人を笑わせることへのアプローチについて、きたろうは熱く持論を語った。「でも、そういう笑いだからいいんだよ、俺たちは。そういう笑いだから、面白かったんだよ。こう(へり下って)行く能力も、才能もなかった」と発言。「そうなんだよ。問題はそこなんだよ。余計、オレ、下からえぐるようにくるヤツをなんかすごいなと思っちゃって」と言う大竹に「シティボーイズの3人はバランスよく、奇跡だよね。突っ込んで、ボケて、超然といる。こういうのは、なかなかいない。人との出会いが人生の中で一番大切だよね」と投げかける。仲間への愛と歩んできた道のりへのプライドをにじませた。

 1979年にユニットを結成。5回目となった同番組の出演は、デビューから長い年月を経ても変わらない3人の仲の良さと、ユニットのブレない「芯」を感じさせる内容となった。

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2022年4月3日のニュース