橋下徹氏 ロシアとウクライナに交渉に「2国間のところから欧州全体の安全保障の枠組みに引き上げて…」

[ 2022年4月3日 16:40 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(52)が3日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演し、ロシアのウクライナへの侵攻について言及した。

 ロシア軍は首都キーウ(キエフ)周辺から部隊を引き続き後退させる一方、要衝マリウポリがある東部2州全域の制圧を目指し、親ロ派部隊を支援するなど攻勢を強めている。英国防省は2日、ロシア軍が2月の侵攻直後に制圧した首都北西ホストメリ空港からも撤退したとの情報があると指摘。首都周辺を離れ、東部の作戦に力点を置く流れが一層鮮明になっている。

 橋下氏は、ロシア政治を研究し、政府の国家安全保障局顧問(2018~20年)などを歴任した慶大総合政策学部教授の広瀬陽子氏との議論の中で、「ずっと今、ウクライナとロシアの2国間の争いになってますから、ウクライナが全部の犠牲を負って、ウクライナがすべての譲歩をしながらロシアと妥結するのかってことになると“ウクライナの降伏を勧めるのか”っていう議論がわき出てきますけれども、別にウクライナの降伏ってことじゃなくて、欧州全体の安全保障の中ではずっとNATOとロシアがパートナーシップだとか、欧州の通常兵器の条約とか、いろんなことをやってきているわけなので、これはウクライナとロシアの2国間のところから欧州全体の安全保障の枠組みに引き上げて、ここでいろんな形での安全保障の協議ができると思うんですけれどねえ」と主張し、「それをNATOとか西側の方が、自分たちが妥結するっていうことをすごく嫌がって全部ウクライナの方に責任を負わせているような感じがするんですけどもねえ」と、あらためて自身の見解を述べた。

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2022年4月3日のニュース