宮川花子 3年ぶりNGKで変わらぬ“マシンガントーク”「夫、大谷翔平です。畑と庭掃除の二刀流」

[ 2022年4月3日 11:41 ]

吉本興業創業110周年記念の特別公演「伝説の一日」

約3年ぶりになんばグランド花月の舞台に登場し客席をわかせた宮川花子(前列右)
Photo By 提供写真

 血液のがんの一種、症候性多発性骨髄腫と闘う、夫婦漫才「宮川大助・花子」の花子が3日、約3年ぶりに大阪・ミナミの「なんばグランド花月(NGK)」の舞台に立った。2人は吉本興業創業110周年を記念した特別公演「伝説の一日」の2日目、1回目公演「吉本新喜劇」に特別出演。花子は芝居の中盤、車いすを隠すような赤い車で登場した。「こんにちは~。どうも~。ここ3年ぶりやわ。皆さん、こんにちは~。すごいうれしい~」。時に手を振りながら約6分間の出番中、ほぼ独壇場で他を圧倒するしゃべくりを見せ爆笑をかっさらった。

 顔ツヤも良く、ご機嫌の花子は「ちょっと入院しておりまして…。それで今日、110周年ということで呼んでもらいました。(私)1人でいいって、言ってたんですけどうちの夫もついてきて、ごめんね。夫、ご存じですか?大谷翔平です」とやって大笑い。「一応、二刀流なんですよ。畑はするし、庭掃除はするし。本職は何やってるか知りません」とボケてさらに笑いを呼んだ。

 その後も客席をイジリながら笑いを誘い、辻本茂雄(57)を「おい、ペリカン!」、川畑泰史(54)には「アンタ顔でかいなあ」。最後は明石家さんま(66)の師匠で故・笑福亭松之助さんの息子、明石家のんき(54)に「声出てないねん!落語、聞いたことあるけど、笑たことない」と公開説教。いつまでも終わらない“漫談”に川畑から「そろそろ帰ってもらえません?」と促され、ステージを後にした。

 花子は18年3月に「症候性多発性骨髄腫」で「余命半年」と宣告され、翌年12月に闘病中であることを公表した。一時は握力ゼロになるなど、日常生活もままならず、現在も自宅で治療、療養中。吉本によると、花子が同劇場に立ったのは19年5月20日以来という。

続きを表示

2022年4月3日のニュース