ロシア・欧米経済専門家 「世界経済が2つに分かれる」可能性を指摘 日本はどう立ち回るか

[ 2022年4月3日 12:34 ]

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 冷戦時代からロシアや欧米経済を研究する立大経済学部の蓮見雄教授が3日、「サンデージャポン」(日曜前9・54)にVTR出演。ロシアによるウクライナ侵攻が及ぼす経済問題について言及した。

 露中外相会談では関係強化を続行することで合意、さらにロシアはインドとも外相会談を実施。そしてインドと中国も会談するなど3カ国が急接近しており、今後の世界経済に及ぼす影響が注視されている。

 蓮見教授は「軍事同盟には至らないと思う。ただし、経済的な同盟は成立する可能性がある」と指摘。蓮見氏の仮説によれば、これまで世界経済を動かしてきた大西洋中心の欧米経済圏に対抗し、ロシア、インド、中国中心に太平洋アジアを中心とする経済圏が作られて、世界経済が2つに分かれる可能性があるという。

 日本が新たな経済戦争をどう立ち回るかについては「非常に難しい問題ではありますが…仮に2つに分かれたとしても、片方だけに味方をするという選択はあまり賢いとは思えなくて、ある種『中立』というか是々非々でお付き合いするという形の賢い立ち回りというのはどうしても必要になると思います」と述べた。

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