松原耕二キャスター ロシアの侵攻に「戦争しながら交渉…戦況有利な時に結ぶのが露軍からみると合理的」

[ 2022年4月3日 08:56 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 元TBSの松原耕二キャスターが3日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演し、ロシアのウクライナ侵攻について言及した。

 ロシア軍は首都キーウ(キエフ)周辺から部隊を引き続き後退させる一方、要衝マリウポリがある東部2州全域の制圧を目指し、親ロ派部隊を支援するなど攻勢を強めている。英国防省は2日、ロシア軍が2月の侵攻直後に制圧した首都北西ホストメリ空港からも撤退したとの情報があると指摘。首都周辺を離れ、東部の作戦に力点を置く流れが一層鮮明になっている。

 松原氏は「交渉で言えば、忘れてはいけないのは、戦闘をすべて1回止めて交渉を始めているわけじゃないことですよね。戦争をしながら交渉をしているということ。つまり戦況の中身によって交渉の中身が変わってくる。ロシア軍は今あまりいい状況ではない。となると今(停戦合意などを)結ぶというのは考えにくい。どこまで南を取るのかを含めて、自分の戦況が有利な時に結ぶというのがロシア軍からみると合理的。そのあたりをきちんと見ていかないといけない。つまり決して楽観視はできないということなんだと思う」と自身の見解を述べた。

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2022年4月3日のニュース