元天才子役が明かす 子役が転落する理由 20歳になると来なくなる「ある仕事」

[ 2021年11月6日 13:32 ]

黒田勇樹(2012年撮影)
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 俳優の黒田勇樹(39)が1日放送のABEMA「ABEMAPrime」(月~金曜後9・00)に出演。子役が転落する理由を明かした。

 まず、子役が売れやすい理由としては「種明かしをすると、20歳になると学園ものがなくなります。20歳までは学園ものがあるんですよ。子役として注目されていれば、特に訓練をしていなくても学園ものの仕事がどんどんくるんです」。

 天才子役ともてはやされても段々と注目度が下がり、そこに「大学を卒業した、しっかり勉強した新人たちが入ってくる。目新しいライダー俳優、特撮俳優たちが次々と出てきて、一気にふるいにかけられる。そこまでにいかに訓練できていたか、その後も訓練は必要なんだって思うかどうか(がその後を分ける)と思う」と話した。

 黒田自身は28歳の時に病気で舞台を降板し、芸能界を離れたが、「お金がなくなったことと、離婚したこと」で復帰した。

 「転落人生みたいに言われて。俳優辞めたら転落だって言われるのは超イヤだった。『転落じゃなくて転職だよ』って言わなくちゃいけないって。子役たちのためにバラエティに出まくったらめっちゃ売れて『ハイパーメディアフリーター』とか言われて」と回想。ワークショップのバイトを経て、映画を撮影することになり、その縁から舞台にも出演して再び芸能界に戻ることになったという。

 元子役が悪い道に進んでしまうと見られがちなことについて、「子役って大人になると悪いことするって言われるけど、幸せな結婚したり、ちゃんとした企業に勤めていることとかは報道されていない。坂上忍さんみたいに、成功している元子役がいるということが、世の中にもっと伝わればいいなと思う」と語った。

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2021年11月6日のニュース