オリックス躍進の陰に我慢あり 中嶋監督流“再チャレンジ起用”に若手が応えベテランが奮起

[ 2021年6月13日 05:30 ]

交流戦   オリックス3―2広島 ( 2021年6月12日    京セラ )

<オ・広>ナインと勝利のエアタッチを交わす中嶋監督(撮影・成瀬 徹)
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 長期低迷が続いてきたオリックスに変革の兆しが見える。要因の一つが中嶋監督の“再チャレンジ起用”だ。昨季途中の代行監督から就任した1年目。開幕から若手の急成長を促してきた。

 「失敗は誰でもある。その精度をどう上げていくか」

 開幕遊撃に抜てきした高卒2年目19歳の紅林は当初、打撃不振に拙守も重なったが、我慢強く起用。定位置が似合う男に飛躍させた。救援陣も同様だ。平野佳、ヒギンスが離脱した一時期、K―鈴木や村西を積極起用。失敗が続いても飛躍の糧にさせ、欠かせない戦力に引き上げた。

 優勝を決めた一戦。先発させたのは直近3戦3敗で計17失点していた田嶋だ。降格させずに1カ月ぶりの3勝目を見届け、「取り返そうとする姿が必要で、何とかしようという姿を見せてくれたら、僕は我慢できます」と言い切った。それは他の若手にもモチベーションとなり、ベテラン陣には奮起を促す好循環。就任直後から掲げる「勝利と育成の両立」が芽吹き始めた。(湯澤 涼)

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