鈴木啓示氏、楽天・田中将に大きなショックを与えた大山と佐藤輝の本塁打

[ 2021年6月13日 05:30 ]

交流戦   阪神9ー1楽天 ( 2021年6月12日    楽天生命パーク )

鈴木啓示氏
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 【鈴木啓示 視点】阪神打線は楽天・田中将から、7回で5安打3得点。ただ、その数字以上に、「攻略」した印象を受けた。特に大山、佐藤輝が放った2本塁打だ。いずれも田中将にとって失投ではなかった。投手側からすればショックを受け、自信をなくす2被弾となった。

 まず大山は、外角の直球を打ち砕いた。コースと高さは、それほど厳しいとは言えなかったが、あれは本来ならファウルになるボール。それを右翼席まで運んだ。スイングの強さとバットの先に力があったから、あそこまで飛んだのだろう。逆に打たれた田中将からすれば、あの球を右打者に逆方向の右翼席に運ばれてしまったわけで、鋭気をくじかれた部分はあったはずだ。

 そして佐藤輝は、膝元に入ってくるスライダーを打った。右膝を壁にし、左足を蹴り込んで打球を飛ばし、あのコースのスライダーをスタンドに放り込んだ。新人に打たれた田中将に、大きなショックを与える一打となったと言える。

 今の阪神は、どこと対戦しても“今日も勝つんじゃないか”と思わせる勢いがある。投打ともに隙がない。特に打線は機動力もあり、一発もあり、連打もある。9回のうちのどこかで、何かを起こす期待がある。非常にいい雰囲気で戦っていると感じる。(スポニチ本紙評論家)

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