阪神・4番の大山 先制V弾 田中将からチーム2人目のアーチ 直近4試合苦しんだ男が「借り返した」

[ 2021年6月13日 05:30 ]

交流戦   阪神9ー1楽天 ( 2021年6月12日    楽天生命パーク )

<楽・神>4回2死一塁、大山は田中将から先制2ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神・大山が放ったチーム初安打が、難攻不落に見えた右腕を大きくぐらつかせた。4回2死一塁の第2打席、田中将の外角直球を逆らわずに右方向へ。ポール際に飛び込んだ8号先制2ランで主導権を一気に引き寄せた。

 「やっぱり先制点というところで、何とか欲しかったですし。ここ数試合、自分で流れを止めているというのもあったんで。そういった借りを返せて良かったと思います」

 メジャー帰りの大物右腕に、4回2死まで11人連続アウトに抑えられていた。直前に、選球眼のいいマルテが粘って四球を選びチーム初出塁。多くは巡ってこないことが予想された走者を置いた場面で、4番の仕事を見事に果たした。

 4日ソフトバンク戦以来、7試合28打席ぶりの交流戦3発目。阪神選手が田中将から本塁打を放ったのは、渡米前の10年にブラゼルが放った1本だけで、11年ぶりの一発だった。6回には佐藤輝の豪快弾が飛び出したが、タッチの差で先輩の貫禄を示した。

 「借りを返す」と表現したように、当たりが止まっていた。前日までの4試合は、チームが4連勝する中で17打数2安打、打率・118。この試合も安打は本塁打のみながら、値千金の一打は特効薬になりうるはずだ。

 「上げていかないといけないですし、調子がいい、悪いじゃなく、その時の仕事をしないといけない。状況、状況での打撃ができるように」

 矢野監督も「もっともっと良くなると思うんで。1本出て、もちろん、もう1本どこかで欲しかったけど、乗っていくものにしてもらいたい」と期待をかけた。13日は交流戦ラストゲーム。26歳の主将は「一つの区切りだと思う。大事な試合になってくるんで、チーム全員で勝てるように頑張ります」と、力強く宣言した。(山添 晴治)

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