【雄星と一問一答】好投も今季4勝目ならず 序盤は「バランスが崩れた」

[ 2021年6月13日 10:16 ]

ア・リーグ   インディアンズ4―5マリナーズ ( 2021年6月12日    クリーブランド )

インディアンズ戦に先発した菊池雄星(AP)
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 マリナーズの菊池雄星投手(29)が12日(日本時間13日)、クリーブランドでのインディアンズ戦で今季12度目の先発登板した。7回を投げ3安打3四球6奪三振、無失点。球数は94球。防御率は3・67となった。

 5日のエンゼルス戦で膝に打球が当たり降板して以来のマウンド。初回はコントロールが定まらず、先頭のヘルナンデスに四球を与えるなど、12球投げてストライクはわずか4球。2人目の打者のときに捕手、3人目の打者のときに投手コーチが早くもマウンドに来る乱調ぶり。だが、1死一塁で3番ラミレスを90・6マイル(約145・8キロ)のカットボールで三ゴロ併殺に打ち取り、立ち直りのきっかけをつかんだ。2回も2死二、三塁のピンチに、8番ミラーを1―2からこの日の最速98・2マイル(約158キロ)の外角高め直球で空振り三振。3回も先頭9番リベラにストレートの四球を与えたが、後続を抑えた。

 一方、味方打線は3回5番ジェイク・フレイリーの2点本塁打が飛び出すなど、序盤で3点を援護。菊池は4回以降はコントロールが定まり、カットボールで内野ゴロの山を築き、走者は6回2死から右前打で出した1人だけ。7回を終え、4―0、今季4勝目の権利を得て降板した。

 しかし、リリーフ投手が8回に1点、9回に3点を奪われ同点に。延長10回サヨナラ負けを喫した。マリナーズは3連敗。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――序盤苦しんだが、4回以降良くなった。
「マーフィー捕手から体が反っているからそこを修正したらと言われ、4回以降はそこを意識しました」

――6回にラミレスから三振を奪った。
「4回から自信を持って自分のボールが投げられていた。いい打者から要所で三振を取れたことで、流れをこっちに持って来れた」

――前の試合で打球を膝に当て降板していたが。
「当たった瞬間は、今季やばいなというくらい痛かったけど、ダグアウトに戻りながら行けるんじゃないかと。3分後もう1回投げれるんだけどという話をしました。ただ医師から当たったところが2、3センチずれていたら危なかったと言われ、すごく幸運だったと思う」

――今日の試合は降板した時、監督と抱擁していた。
「初回から制球が定まらず不安定な立ち上がりでしたけど、結果的に7回までゼロで抑えられたというので貴重な試合だった」

――制球難は前の試合で打球が当たった影響か。
「そこはなかった。今日は暑くて、汗が止まらず、ブルペンから今年一番暑いなと思いながら、試合に入り込めなかった。そんな中でマーフィーに言われた体が反っているとか連動してきて、バランスが崩れた」

――気持ちの上での切り替え。
「コンディションがベストの状態で臨める試合は多くはない。こういう試合をいかに立て直して長いイニングを投げるかが大事と考えて投げました」

――前の試合で打球が当たった位置は。
「膝の内側2センチですね。でも普通に次の日からトレーニングができたし、アザも特になく本当に幸運だった」

――4回先頭打者に3ボールになったときに、足の上げ方やタイミングを変えたのか。
「そこら辺ですかね。体が反って、足が上がるんですけど、前に突っ込んで反っている感じだった。ちょっと前に意識を持ってなるべく長く立とうとしました」

――試合の中で、投げるタイミングを変えるのは難しいのでは。
「それでうまくいかなければその日は仕方がないという感じで割り切ってやっています」

――膝の治療はしていないのか。
「治療していないわけではないが、痛みがなかったので、アイシングなど基本的なものでまかなえました」

――今日は2巡目からカットボールをうまく振らせていた。
「1巡目はカットボールがストライクゾーンに入らなかったので、打者も捨てていたのでは。2巡目に安定して、打者がいつものようにカッターでストライクを取りに来ているなと思ったところで、もう少し低くしてという感じで投げられた」

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