頼みの森下でも止められない…広島ミス連発で6連敗 借金は今季最悪11に膨らむ

[ 2021年6月13日 05:30 ]

交流戦   広島2ー3オリックス ( 2021年6月12日    京セラ )

<オ・広>2回2死満塁、森下はオリックス・福田に3点適時三塁打を浴びる(撮影・後藤 大輝)
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 トンネルの出口が見えない。広島は12日のオリックス戦に2―3で敗れ、2分けを挟んで今季2度目の6連敗を喫した。頼みの森下暢仁投手(23)が6回3失点で悔しい4敗目。2回2死無走者から味方の拙守が絡んで失点すると、打線も6回無死満塁の絶好機に畳みかけられず、今季最悪を更新する借金11に膨らんだ。

 あの田中将と投げ合った5日の楽天戦から中6日。7回途中で降板し、勝ち切れなかった反省を踏まえ「とにかく勝てるように頑張ります」と必勝を期した登板は、またホロ苦い結果となった。

 「序盤に失点した中で6回まで粘り強く投げられたことは良かったですが、やはりチームが勝てなかったのでしっかり反省し、次は勝てるような投球をしたいと思います」

 広報から届いた森下の試合後コメントは努めて前向き。無類の負けず嫌いが、あえてそう発した裏側に、発展途上のチームが抱える課題が見え隠れした。

 問題の2回。相手のヒットエンドラン失敗などで2死となっても、スンナリ終わらないから苦しい。西野に左前打され、続く紅林の強い打球はショートほぼ正面へ。これを小園が後逸(記録は二塁打)すると、9番・若月には外角、低めを狙い過ぎて四球を与えてしまう。2死満塁で、外角高めの151キロを捉えた明大の先輩・福田の飛球は左中間へ。必死に追った中堅・西川は一歩届かず、無情にも3点三塁打となった。さかのぼれば、2回の先頭・杉本の三ゴロも、堂林が送球できず内野安打になっていた。

 「(小園はグラブの)下を抜かれているようではダメ。自分の体の中だから。堂林のも握れず、投げられずだからね。森下に迷惑をかけていると思う」

 河田ヘッドコーチはそう指摘する。福田の打球を追った左翼・中村奨の緩慢な動きについても「奨成が捕りに走る選択肢はあった。不慣れな中で出しているので、言ったところでなんだけど、原因はつぶしていかないといけない」と言及した。

 2回以外はゼロを並べ、先発の役割を果たす6回3失点の粘投。だが、頼みの森下でも勝てない過酷な現実が突き刺さる。コロナ禍で負った傷がいまだ癒えないチーム。下を向いて引き下がるのか、それとも意地を見せるのか。戦いは続く。(江尾 卓也)

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