慶大野球部、元助監督綿田氏の墓前に捧げる日本一

[ 2021年6月13日 19:26 ]

<全日本大学野球選手権決勝 福井工大・慶大>優勝し喜ぶ慶大ナイン(撮影・小海途 良幹)
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 慶大が1987年以来、34年ぶりに全日本大学選手権を制した。

 東北福祉大を逆転で下した当時のチームを率いたのが昨年、野球殿堂特別表彰に早大・石井連蔵氏と選出された前田祐吉氏(いずれも故人)。その前田氏を助監督として支えたのが今大会開幕の6月7日に死去した綿田博人氏だった。享年70歳。くしくも都内で同氏の通夜が行われた13日、後輩が日本一に輝いたのも何かの縁かもしれない。

 87年のエースとして一時代を築いた志村亮氏(三井不動産リアルティ)は母校の日本一を神宮で観戦後、通夜の会場へ。「綿田さんは慶大のリーグ優勝を見届けて亡くなったんです。日本一にもさせてくれたんじゃないかな」と故人をしのんでいた。

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