元日本ハムスカウト・芝草氏分析 星稜・奥川、直球はプロで即通用

[ 2019年3月29日 10:42 ]

第91回選抜高校野球大会

力投する星稜・奥川 
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 元日本ハムスカウトの芝草宇宙氏(49=現帝京長岡コーチ)が奥川の投球を甲子園で観戦し、分析した。元プロ投手、そして現役のアマチュア指導者として大会屈指の右腕を絶賛し、課題と今後の方向性にも触れた。

 奥川は高校生としては完璧に近い。右投手は左打者の内角に投げにくいものだが、スライダーも膝元に投げられる。走者との間合い、セットポジションで一塁走者を抑え込む技術も一級品だ。

 フォームも素晴らしい。右足で立ってから前へ体重移動するとき、右膝が外を回らずに捕手方向へ出る。右足を真っすぐ押し込めるから力が上半身に無駄なく伝わり、腕が抜群に振れる。唯一、直球が高いことが気になった。7回に浴びた右前打も、9回の本塁打も高めボールゾーンの直球だった。重心の高いフォームなので低めに投げにくいのだろう。

 低めの直球は、ブルペンでワンバウンドでいいくらいの気持ちで投げ込めば感覚が身につく。ただ、現時点でそこまで求めるべきだろうか。投球練習を見ても球数を投げたがるタイプではないようだ。今の直球でもプロで通用する力がある。高校生の段階で無理につくり込む必要はない。(元日本ハムスカウト)

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