星稜・林監督 サイン盗み抗議で高野連に謝罪「行き過ぎた行動」 敵将の“犯人扱い”には「謝罪求める」

[ 2019年3月29日 08:39 ]

金沢への帰途に就く星稜・林和成監督
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 1―3で敗れた28日の習志野戦後の会見で相手のサイン盗み行為を主張し、控え室へと乗り込んだ星稜・林和成監督(43)が29日、自身の言動について謝罪した。

 早朝、金沢への帰途に就く前に大阪市内で報道陣に対応した林監督は日本高野連に「今朝、私の行き過ぎた言動、行動で皆様に多大な迷惑をかけたことを反省し、謝罪したいと電話させていただいた」と連絡。「皆さん(報道陣)の前で、お立ち台の上で相手を批判することを言ったのは行き過ぎたこと。深く反省している」とし、相手の習志野に対しても「勝ち続けて、試合もある。学校の皆さん、監督も含めて行き過ぎたことは謝罪したい」と頭を下げた。

 行動については謝罪する一方、二塁走者が球種のサイン盗みを行っていたとする主張については「私自身の中ではあったのではないかと今だに思っている」と断言。控え室に乗り込んだ際、習志野・小林徹監督(56)から「星稜さんもやっているでしょ?」と言われたとされ「犯人扱いをされ、根拠のないことを言われたことに対して謝罪を求めたい」と強い口調で話した。今後については「私の持っている(習志野の初戦)日章学園戦のビデオは、こちらから出すことはないが(日本高野連から)提出を求められればする」とした。

 試合に敗れたことについては「負けたことが全て。それで負けたというのとは違う話。負けた原因をそこに追求しているわけではない」とサイン盗みの有無とは別問題とし「打てなかったのは力負け」と受け入れる。そのうえで「行動や言動で批判を受け“星稜は何、言っているんだ?”となり、何らかの処分となれば、重く受け止めたい。ただ、軽はずみに言ったわけではない。高校野球界全体を考えて言わなければいけないと思った」と覚悟を口にした。

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2019年3月29日のニュース