サイン盗み疑惑の習志野高校に複数の苦情電話

[ 2019年3月29日 12:54 ]

<星稜・習志野>サイン盗み疑惑が指摘された4回の習志野の攻撃中に集まる審判団 (撮影・後藤 大輝)
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 選抜高校野球大会でのサイン盗み疑惑騒動から一夜明けた29日、疑惑を指摘された千葉県習志野市の市立習志野高校に複数の抗議電話が入った。荻原洋教頭によると、数十件の電話があり、選手らを励ますものもあったが、多くは苦情だったという。

 28日に行われた選抜高校野球大会2回戦で、習志野(千葉)に1―3で敗れた星稜(石川)の林和成監督(43)は、習志野のサイン盗みを疑い、試合後に相手の控室に乗り込んで小林徹監督(56)に「フェアじゃない!証拠ありますよ!」と直接抗議した。この問題を受け、大会本部は両チームが引き揚げた後に異例の会見を行い、窪田哲之大会審判副委員長は「サイン盗みは判断できなかった。現段階では“なかった”というのが最終結論」とした。

 林監督は29日午前、報道陣に対応し「皆さん(報道陣)の前で、お立ち台の上で相手を批判することを言ったのは行き過ぎたこと。深く反省している」とし、相手の習志野に対しても「勝ち続けて、試合もある。学校の皆さん、監督も含めて行き過ぎたことは謝罪したい」と自身の言動について謝罪した。一方、二塁走者が球種のサイン盗みを行っていたとする主張については「私自身の中ではあったのではないかといまだに思っている」と断言。控え室に乗り込んだ際、習志野・小林監督から「星稜さんもやっているでしょ?」と言われたとされ「犯人扱いをされ、根拠のないことを言われたことに対して謝罪を求めたい」と強い口調で話した。

 一方、習志野・小林監督はこの日、兵庫県西宮市内での練習後に取材に応じ、サイン盗みの有無について「試合中の(星稜の)指摘に対し、審判の方から何らかの注意をいただく。そういったものがなかった。我々としては、それが全て」としたうえで「そういった事実はない」と断言。林監督がこの日、控え室で「星稜さんも、やっているでしょ?」と言われたと明かしたことについては「あの状況で、何についてのクレームか分からない状態。その状態が試合後まで続いていた。(控え室では)正直、お話しされているのを聞いている状態。特段、それに対する対応を返す形ではなかった」と発言を否定した。

 高校野球では周知徹底事項として「サイン盗み」を禁止している。今大会の規則にも「走者やベースコーチなどが、捕手のサインを見て打者にコースや球種を伝える行為を禁止する。もしこのような疑いがあるとき、審判員はタイムをかけ、当該選手と攻撃側ベンチに注意をし、止めさせる」と書かれている。罰則を科すことはない。

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