山川「頂点」今季こそ!新元号最初の本塁打王&日本一へ50発公言

[ 2019年3月29日 05:30 ]

西武・山川は筆ペンにもかかわらず特技の書を披露!!「頂点」としたためる(撮影・篠原岳夫)
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 書道八段の西武の山川穂高内野手(27)が今季の決意を「頂点」という言葉に込め、色紙に記した。公言している50本塁打達成で2年連続のタイトルを獲り、チームを日本一へと導く。

 今季の目標や意気込みを色紙に書いてほしい――。山川にお願いをすると、しばらく考えて、筆ペンで一画一画、丁寧に書き始めた。「小学生の頃に親にこれだけはやっておけと言われて、最初は嫌々やってました」。中学3年まで続けたという書道。最終的には八段の腕前になった。

 「ちょっとずれた…」。文字のバランスを気にしていたが、素人目にそうとは見えない。「頂点」。力強い2文字が仕上がった。「チームの日本一と、個人的にも本塁打王をという2つの意味を込めて」と語った。

 昨季は10年ぶりにリーグ優勝。しかし、クライマックスシリーズ(CS)でソフトバンクに敗れ、日本シリーズに進めなかった。

 「悔しい思いもしました。CS、日本一がある以上、全部勝たないといけない。僕が本塁打を打つことが、チームのためになる」

 今年も本塁打王獲得が第一の目標。50発も公言した。「本塁打王は獲れたらいいなではなく、獲らなくてはいけない。絶対」。昨季は47本を放った。「プロに入った時から、全試合出て、慣れさえすれば40本打てる自信はあった」といい、その通りクリアした。ただ、47号の後は、本塁打にわずかに届かなかった打球が3本。「最初から50打つと思ってなかった。それはいくわけないよな」と振り返り、今季は公言して自らを奮い立たせる。

 5月1日から新元号となる年。平成最後の本塁打王は、新元号最初の本塁打王への気持ちも強く「ちょうどこの時代にいるのも何かのタイミング。何があろうと獲りたい」と宣言した。平成生まれの日本人打者は50発は未到。「頂点」への心意気を抱き、新しい時代を築いていく。(武本 万里絵)

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