「鎌倉殿の13人」“文覚”市川猿之助 初登場から怪演!平家じゃ5連発「半沢直樹」詫びろ8連発彷彿?

[ 2022年1月23日 20:45 ]

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第3話。頼朝に怪しく迫る謎の僧・文覚(市川猿之助)(C)NHK
Photo By 提供写真

 俳優の小栗旬(39)が主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜後8・00)は23日、第3話が放送され、歌舞伎俳優の市川猿之助(46)演じる謎の僧・文覚が初登場。猿之助がいきなり“怪演”を披露。SNS上で反響を呼んだ。

 <※以下、ネタバレ有>

 ヒットメーカーの三谷幸喜氏が脚本を手掛ける大河ドラマ61作目。タイトルの「鎌倉殿」とは、鎌倉幕府将軍のこと。主人公は鎌倉幕府2代執権・北条義時。鎌倉幕府初代将軍・源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都・鎌倉を舞台に、頼朝の13人の家臣団が激しいパワーゲームを繰り広げる。三谷氏は2004年「新選組!」、16年「真田丸」に続く6年ぶり3作目の大河脚本。小栗は8作目にして大河初主演に挑む。

 第3話は「挙兵は慎重に」。治承4年(1180年)4月、頼朝(大泉洋)と引き離された八重(新垣結衣)は伊東祐親(浅野和之)の家人・江間次郎(芹澤興人)の元へ嫁がされていた。対岸の江間館を見つめる義時(小栗)。その折、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が北条館に現れる。怪しがる政子(小池栄子)。渋々対面する頼朝だが、行家は平清盛(松平健)へ反旗を翻した後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨(りょうじ)を携え…という展開。

 以仁王の挙兵は失敗。加わらなかった頼朝は安堵した。

 宗時(片岡愛之助)は頼朝の亡き父・義朝と懇意だったという僧侶・文覚と知り合い、頼朝の元へ案内。川べりの文覚は「日照りの後には何が来る?長雨じゃ。よって来年は必ずや飢饉となる。食い物を独り占めにしているのは誰じゃ?平家じゃ、平家じゃ、平家じゃ、平家じゃ、平家じゃ。平家を許してはならんぞ!」と聴衆に訴え、平家とみられる武士に殴られたところを宗時が救った。

 北条館。文覚は「今こそ、平家打倒の好機なり!」と語気を強めるが、頼朝の従者・安達盛長(野添義弘)は「文覚、二度と佐殿の前には姿を見せるなと言ったはずだ!」。盛長によると、文覚はどこかで拾ったドクロを義朝のものと偽り、高値で売り付けようとした「とんだ騙り者」だという。

 文覚が「これこそが紛うことなき、義朝殿のしゃれこうべでござるぞ!」と頼朝に迫ると、盛長は「腐れ坊主!どれだけバチ当たりなことをしているか、おまえ、分かっておるのか」、頼朝は「追い返せ」。盛長が「帰れ」と体を引っ張ると、文覚は「今こそでござる。今こそ、平家打倒の…」と倒れ込んだ後、悔しそうに「か、帰る!」とドクロを放り投げた。宗時が「文覚殿、これは?」と拾うと「いい。他にもまだあるから」とプイと立ち去った。頼朝は「二度と来るなー!」と呆れた。

 インターネット上には「(しゃれこうべが)他にもあるんかいw」の総ツッコミ。「平家じゃ」5連発の台詞には、20年7月期のTBS日曜劇場「半沢直樹」で猿之助が怪演した敵役・伊佐山部長の「詫びろ」8連発を連想する視聴者も。「平家じゃ平家じゃ平家じゃ。詫びろ詫びろ詫びろ。同じリズムじゃん」「文覚さんの連呼。半沢直樹味を感じた」「絶対、狙ってるでしょ、これ」などの声も上がった。

続きを表示

2022年1月23日のニュース