北村匠海 今田美桜主演25年度NHK「あんぱん」で朝ドラ初出演 やなせたかしさん役に驚き「何で俺?」

[ 2024年4月26日 11:00 ]

<2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」柳井嵩役発表会見>フォトセッションに臨む朝田のぶ役の今田美桜、柳井嵩役の北村匠海(撮影・大城 有生希)
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 NHKは26日、2025年度前期連続テレビ小説「あんぱん」のヒロイン・朝田のぶ(今田美桜)の夫、柳井嵩(やない・たかし)役について、俳優の北村匠海(26)に決定したと発表した。北村は東京・渋谷の同局で行われた会見に今田とともに出席した。

 国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家やなせたかしさんと妻・小松暢さんがモデルの物語。戦争を生き抜き波瀾(はらん)万丈の人生を送ったやなせさんと、支えた妻の愛と勇気を描く。漫画家夫婦をテーマにした朝ドラは2010年に放送された「ゲゲゲの女房」以来となる。北村にとって朝ドラ出演は今回が初となる。

 北村が演じる柳井嵩は、幼少期に新聞社の特派員だった父を亡くして伯父の家に引き取られ、転校先の学校でのぶに出会う。若い頃から漫画や絵を愛した。製薬会社の宣伝部に就職するも、徴兵され戦争に出征することになる。戦後、高知の新聞社でのぶと再会する。のぶを追って上京後、百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しもあり思いきって漫画家として独立し、様々な活動をしていくようになる…という人物。

 ヒロインの今田による「(役名の)たかしさ~ん」との呼び込みで会見場に登場した北村は「いや、緊張してました。すごく長い間緊張してました。きょうのこの日まで」と思いを吐露。今回が朝ドラ初出演となるが、「昔、朝ドラの『なつぞら』のオーディションに行って、その時に吉沢亮くんとかといて、今回ご縁がなかったんだと。朝に僕の顔が合わないんじゃないかと思っていました」とかつてオーディションに落ちたことも明かした。

 「お話をいただいて、しかもやなせさんモデルの柳井嵩役をいただいて、“なんで僕なんですか?”と聞いたとき、バンドで日頃、自分がいつ命を落とすかも分からないから連続した日々を過ごすのが自分のモットーです、そんな話をライブでも一人語りでMCをすることがあります。それを聞いたプロデューサーの方が、きっかけだとおっしゃっていました。やなせさんは自分で生きる、また社会に生かされているということ。それが素晴らしいということを作品に落とし込んだ方です。そんな自分にもある思いや、感情みたいなものがこの作品に出会わせてくれたんだなと」と語り、「長い間、1つの役と向き合い、日々を全うすることを感じながら、時間をみんなと過ごせたら」と意気込んだ。

 クランクインは今年9月ごろを予定。

 今田とは21年~23年に映画「東京リベンジャーズ」シリーズで共演している。

 現在放送中のTBS日曜劇場「アンチヒーロー」では、主人公(長谷川博己)と同じ法律事務所に勤める若手弁護士を好演している。

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