新加入の桂宮治「笑点」デビューは「40点」もメンバー絶賛 昇太「200万点」好楽「大物」円楽「逸材」

[ 2022年1月23日 05:00 ]

23日放送分で「笑点」デビューを果たす桂宮治(C)日本テレビ
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 日本テレビの長寿演芸番組「笑点」(日曜後5・30)の大喜利メンバーに新加入した落語家の桂宮治(45)が23日の放送で初登場する。1992年以来30年ぶりの席替えも行われ、宮治は黒の紋付袴姿。初収録を終え、自己採点は「40点」と辛めだったが、司会・春風亭昇太(62)の「200万点」をはじめ、他のメンバーから絶賛の声が相次ぐ上々デビューとなった。

 緊張が予想される宮治のために、と用意された最初のお題は「落ち着いて!」という呼び掛けに対して様々なシチュエーションで回答。2問目はトップセールスマンから落語家に転身した宮治の異色の経歴にかけ、メンバーが様々な職業になり切って弟子入りを志願。3問目はお互いを紹介し合う「笑点メンバー紹介」。 

 5年7カ月ぶりの新メンバーとなった宮治は「先輩師匠方が55年以上作り上げてきた空気・番組の一員となり、ちょっとしたリフォームができるような芸人として、視聴者の皆さんに喜んで楽しんでいただけるように一生懸命頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします」と抱負を語った。

 昨年12月26日の放送をもって、林家三平が大喜利メンバーを卒業。宮治の新加入は元日特番で発表された。

 ▼司会・春風亭昇太 司会をしていても、とてもやりやすかった。落語家同士みんな、お互いに昔から知っている人なので、何の違和感もなく溶け込めている。

 ▼林家木久扇 彼はすごくおしゃべりな人で、画面を取っていかれるので用心しなくては、とマークしております(笑)。

 ▼三遊亭好楽 久しぶりに大物が出てきた。素晴らしい。これから、この人は一人でも全部引っ張っていけるような人物。すごい良かった。最高!いいメンバーが入ってきました。

 ▼三遊亭小遊三 元気があるのが僕らにも励みになる。

 ▼三遊亭円楽 「BS笑点」や若手大喜利でやってきたことが準備体操をしてきたようなものなので、これから遠泳大会になると思うけれど、泳ぎ切っていける逸材。

 ▼林家たい平 きょうが初めての収録と思えないくらいチームワークも出来上がっている。何の心配も問題もなく、楽しく、打てば響く宮治さんだった。

 ◇桂 宮治(かつら・みやじ)本名宮利之。1976年(昭51)10月7日生まれ、東京都出身の45歳。化粧品のセールスマンから落語家へ転身し、2008年に桂伸治に入門。12年に二ツ目に昇進すると、半年でNHK新人演芸大賞落語部門で大賞。昨年2月に5人抜きで真打ち昇進。豊かな語り口とパワフルさが持ち味で、古典から新作までをこなす。六代目神田伯山ら11人の落語家・講談師ユニット「成金」でも活躍。

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