浜風に負けへん! 阪神ドラ1・佐藤輝 夢はでっかく本塁打王「40本、50本を当たり前に打てる選手に」

[ 2020年10月27日 05:30 ]

<ドラフト 近大・佐藤輝明>阪神1位指名の近大・佐藤は「近大マグロ」の模型の前でポーズを決める(撮影・北條 貴史)
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 「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日に都内のホテルで開かれ、近大・佐藤輝明内野手(21)は最多に並ぶ4球団から1位指名され、抽選の結果、阪神が交渉権を獲得した。地元兵庫出身で、猛虎の未来を担う大砲候補。早くも本塁打王への大志を胸に抱いた。

 佐藤輝は阪神・矢野監督のガッツポーズを見ても、表情一つ変えなかった。同席した近大・田中秀昌監督(63)と固い握手を交わし、覚悟を決めたように表情を引き締めた。

 「地元の球団なので、身近な球団だったので良かった。小さい頃によく甲子園に行っていたので、逆の立場というか、地元の子供たちにも見に来てもらえたらいいかなと思う」

 兵庫県西宮市出身。縁は必然的に結ばれていたのかもしれない。小学6年の時にはタイガースJrのユニホームに袖を通した経験もある。幼少期に観戦にも訪れた憧れの甲子園球場に立つ日を思い、気持ちは高ぶった。

 「浜風に負けないような強い打球を打ちたいと思う。ホームランだったら、40本、50本を当たり前に打てるような選手になれれば。ホームラン王を、もちろん獲りたい」

 関西学生野球リーグではOBの二岡智宏(巨人3軍監督)の持つリーグ記録(82年の新リーグ創設以降)を更新する14本塁打。大学4年間で出場した甲子園7試合では本塁打がなくても、左打者には不利な右翼から左翼方向への風を切り裂くパワーに自信を持ち、本塁打王に輝く未来を見据えた。

 「家族にはずっと支えてもらったので、連絡しようかなと思います。でも、まだスタート地点というのは父も分かっていると思うので。また支えてくれると思います」

 テレビ中継を見守った家族への感謝を込めた。父・博信さん(53)には高校時代から「勝負事というのは相手をコントロールできない。しっかり自分のできることに集中して取り組め」と背中を押された。最高の親孝行はこれから始まる。

 コロナ禍のためチームメートによる祝福の胴上げなどはなく、オンラインで祝福の声が届き、硬かった表情もようやく和らいだ。

 「長打力というところが一番のアピールポイントだと思うので、アピールできたら。けがには気をつけて頑張って、新人王を獲れれば一番いいかな」

 豪快な打撃で猛虎を輝かせる存在になってほしい。(長谷川 凡記)

 【佐藤に聞く】
――名前が呼ばれた時、球団が決まった時の思いは。
 「タイガースに決まったんで、そこでしっかり頑張ろうというふうに思いました」

 ――阪神のイメージは。
 「ファンが熱狂的というか、甲子園の雰囲気とかもそうですけど、そういうところがすごいイメージがあります」

 ――矢野監督からは夢を与えてほしいという言葉もあった。
 「その通りに走攻守でスケールの大きい選手になりたいと思います」

 ――矢野監督の印象は。
 「小学校の頃、矢野監督がキャッチャーだったので、すごくよく見ていました」

 ――甲子園の印象。
 「すごい観客席も広くて、きれいだなと思いました」

 ――足にも自信がある。
 「でも、これから学ぶことも多いと思うので、しっかりプロで吸収してできるようになれたらいいなと思います」

 ――新人合同自主トレまでの課題は。
 「プロ野球の世界になるんで、練習とか体が大事になる。ケガをしないように体づくりというのはやっていきたい。ウエートはもちろんやり続けて、いろんなことをしていきたい」

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