静商148キロ左腕・高田 DeNAから6位指名 「高田家悲願」親子3代の夢かなえる“記念日”に

[ 2020年10月27日 11:19 ]

DeNAから6位指名され、喜びの高田父子
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 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が26日に都内で開かれ、父子の夢がかなった。静岡商の最速148キロ左腕・高田琢登投手(18)がDeNAから6位指名。父である晋松監督(50)と甲子園出場の目標は果たせなかった悔しさを、プロの世界で“ハマのエース”となって晴らす。

 待ちに待った歓喜の瞬間が訪れた。会議が始まって約2時間。高田はDeNA6位指名を確認すると、会見場で隣席していた父である晋松に突然抱きしめられた。

 「(父の目から)涙が出ていたと思うんですけど、自分もうるっときました。ホッとしました」

 当初は外れ1位や2位といった上位指名も予想された中、本人も「3位くらいで出てくると思っていました」と肝を冷やした。父も同様「最悪のことを考えました」と続けた。それだけに、喜びはひとしおだった。DeNAには尊敬する同じ左腕の今永がいる。3位で指名された横浜の左腕・松本隆之介(18)は静岡蒲原リトルシニア時代からのライバル。同5位も静岡高出身で、ヤマハの左腕・池谷蒼大(21)と「左投手王国。いろんな人から知識を聞いて学び、自分なりのフォームを見つけたい」と笑顔がこぼれた。

 「高田家にとっての悲願でした」

 まさに親子三代の夢をかなえる“記念日”になった。父子はこの日の朝、社会人野球の日軽金で活躍し、同じくプロを目指した祖父・登さん(享年72)の仏前に「ご縁がありますように、力を貸してください」と手を合わせた。父が会見で着用したエンジのネクタイは、40歳の誕生日に登氏から贈られたもの。青のスーツは晴れの日に合わせて購入したものだった。

 会見後には女房役の對馬勇斗捕手(3年)ら野球部の仲間から数十回の胴上げ、肩車で手荒い祝福を受けた。

 「みんなの顔を見たら喜んでくれていた。自慢できる友達になれれば。横浜は静岡から近くだし、地元の人に愛される選手として活躍したい。球界、日本を代表する投手になります」

 静商からは76年の久保寺雄二さん(南海2位)以来のドラフト指名で、入団すれば27人目のプロ誕生となる。“静岡の宝”が6位からはい上がる。(小澤 秀人)

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