ソフトB・和田が本拠舞い導く 初の大役も「一球一球大切に」平常心! 27日から2位ロッテと直接対決

[ 2020年10月27日 05:30 ]

優勝を決める一戦で先発するソフトバンクの和田(撮影・岡田 丈靖)
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 3年ぶりのリーグ優勝に向けてマジックを「2」とするソフトバンクは、27日からペイペイドームで2位・ロッテとの直接対決3連戦。初戦の先発マウンドに上がる和田毅投手(39)は勝てば優勝が決まる大一番でも平常心でマウンドに上がり、地元のファンに歓喜を届ける。

 18年目のベテランにとって、シーズンの優勝が懸かる試合の先発は意外にも初めて。ペイペイドームでの投手練習に参加した和田は、キャッチボールなどで調整し、大一番に向けた準備を終えた。

 「優勝が懸かる試合を経験できる。自分にとっても大きな経験になる。その中で勝てる投球をしたい。一球一球を大切に投げたい」

 今季同戦は2試合で1勝0敗、防御率0・79。相性の良さを買われ初戦を託された。CSでも対戦する可能性があるだけに「いい投球をして相手に嫌な印象を植え付けるのは悪いことではない。初戦に自分がしっかりゲームをつくって勝利に導けるようにしたい」と表情を引き締める。

 日本シリーズで勝てば日本一が決まる試合は03年、19年に先発経験があり、ともに頂点に立った。「こればかりは巡り合わせ。まさかマジック2で回って来るのは想像はしていなかった。それだけチームの状態がいいこと。それに乗せてもらえるように」と言った。

 チームは10月は22試合で17勝4敗1分け。和田も3試合で2勝と好調を維持している。練習を見守った森ヘッドコーチは「とにかく勝つだけ。気を緩めることなく明日決めるという気持ちで、しっかり戦っていきたい」と引き締める。百戦錬磨の左腕で一気に勝負を決める。(川島 毅洋)

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