阪神ドラ1・佐藤輝明の小学生時代 甲東ブルサンでの23発伝説

[ 2020年10月27日 14:00 ]

佐藤輝について語ってくれた甲東ブルーサンダースの高嶋年之代表
Photo By スポニチ

 甲子園球場がある西宮市の小学校。その体育館が歓喜に包まれた。近大の佐藤輝明内野手が小学1~6年時に在籍したのが、甲東小の「甲東ブルーサンダース」。創設以来初めてとなるプロ野球選手誕生を見守るべく、26日の夕方にコーチや現役の子どもたち、その父兄が体育館に集まり、モニターに目を凝らした。

 4球団から1位指名され、抽選で引き当てたのが阪神の矢野監督。地元中の地元とあって阪神ファンの子どもたちは大喜びし、高嶋年之代表(56)も「何と言っても地元。めちゃくちゃ楽しみ」と笑顔を弾ませた。甲東ブルーサンダースで佐藤輝が頭角を現したのが、小学校3年生の終わり頃だった。

 「1年生の頃はボール遊びのような感じですけど、凄いと思ったのは3年生の終わりから4年生ぐらい。だんだん公式戦をし始めて“肩が強いな”とか“ボールの運び方がうまいな”と感じました」(高嶋代表)

 高学年になると、現在の片鱗を見せ始める。「ボールを遠くに飛ばす技術は小学校の頃から凄かった。ボールがバットに当たっている時間が長い。バットスイングが速いから、バットにボールが付いている感じ」。6年時の公式戦で放った通算本塁打は「23」。後にも先にも、この数字を超える子どもは1人もいない。

 今ほど飛び抜けた体格を誇っていたわけではないが、6年の頃には地域のセレクションに合格し「タイガースジュニア」に選ばれた。晴れて縦ジマに袖を通した一方、右肘を痛めていたため試合にはほとんど出られず、ランナーコーチを務めることが多かったという。

 それでも、縁があって再び阪神のユニホームに身を包むことになった。佐藤輝の指名が終わった後、現在のチームで主将を務める和田壮太くんは「プロで大活躍することをブルサン全員で願っています」とあいさつした。母校、そして地元の野球少年にとって、佐藤輝の存在が夢に変わった1日だった。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年10月27日のニュース