阪神ドラ3は今夏急浮上のMAX155キロ右腕 上武大・佐藤蓮「実績ないので知ってもらうところから」

[ 2020年10月27日 05:30 ]

上武大の佐藤

 阪神の「佐藤」は1人だけでない。身長1メートル88、101キロの大型右腕・佐藤蓮(上武大)も甲子園を沸かせうる存在だ。

 「今の時点だと、佐藤といえば、やっぱりドラフト1位の方が浮かぶと思う。自分の強みを出していって、名前を覚えてもらいたい。上(1軍)に上がって活躍すれば覚えてもらえれると思う」

 経歴は異色だ。飛龍高時代は目立った実績はなし。上武大でも1年冬に右肘の遊離軟骨除去手術を受けた影響で、4年秋まで公式戦では未登板だった。転機は8月30日のロッテ2軍戦。最速155キロの直球を武器に2回無安打無失点に抑え、一躍ドラフト候補に躍り出た。

 「自分は実績のない投手なので、“佐藤はこういう投手なんだ”と知ってもらうところから」

 謙虚に話したが、持ち味の直球でプロでも攻めの投球を繰り広げるつもりだ。「持ち味は速い直球なので。藤浪投手にアドバイスをもらいたい」と今季球団歴代最速の162キロを計測した先輩への弟子入りを希望した。

 「高校生の時から甲子園を目指してやってきたが、投げることはかなわなかった。こうしてプロで甲子園球場で投げられるチャンスが生まれたのはうれしい」。名を聖地にとどろかせるべく、1年目からの活躍を誓った。 (阪井 日向)

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2020年10月27日のニュース