食道がんから復帰の秋野暢子 手術ではなく化学放射線療法を選択した理由とは スキンヘッドにするも…

[ 2023年2月13日 14:48 ]

秋野暢子
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 食道がん闘病を公表し、先月7カ月ぶりに活動を再開させた女優の秋野暢子(66)が13日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。治療について語った。

 秋野は昨年6月に受けた検査でがんが発見され、翌月のブログで「頸部食道がん【喉と食道に大小あわせて5個】ステージ3」と発表。化学放射線療法による治療を続け、内視鏡手術を受けた同11月には「当初見つかった5個のがんが無くなりました」となどと報告していた。

 司会の黒柳徹子から「今体調はどうです?」と問われると、秋野は「もうすっかり元気になりまして。おかげさまで。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 黒柳から治療について聞かれると、「基本的には手術をするか、化学放射線療法、抗がん剤と放射線でやるか、大体二者選択で」としたものの「私の場合は(がんが)声帯に近いところにもあったんです。一番大きいのが。だから、手術をすると声帯までなくすんですね。一番やっぱり困るのは、声帯がなくなると私仕事がお話をする仕事ですし。それは仕事をなくすということとつながるので、それで私は手術をやめて抗がん剤と放射線の方を選びました」と明かした。

 「そしたら案外抗がん剤と放射線が効いてくれまして」と秋野。「当初5つあったがんがまず4つ奇麗になくなりまして。重複がんというがんで、どこかから転移してなったというわけではなくて、ぱっと一斉に出ちゃう」「一番大きいのは4センチぐらい、一番声帯に近いところにあったんですけれども、あとは喉のところと、食道の真ん中あたりにあったんです。これが5つ」と説明した。

 それが最初の治療で「4つが消えたんですね。で、この一番最後の食道の真ん中にあるのは、もともとステージが低かったので、抗がん剤を入れているので、ひどくならないだろうというのでそこは触らないで。一応、抗がん剤と放射線の治療が終わった後に内視鏡飲んで、内視鏡で取れるんです、今度。で、内視鏡で取っていただいて、当初の5つのがんは全部消えました」とうれしそうに話した。

 黒柳が「でもスキンヘッドにしなきゃいけないというので…」と話を振ると、秋野は「あれはね、私のおっちょこちょいだったんです」と告白した。「抗がん剤っていうと、頭から毛が抜けるって思い込んでいて、毛が抜けてベッドとか枕についたら嫌だなって思って、どうせ抜けるんだったらと思って剃っちゃったんですよ、私。そしたら私のやる食道がんの抗がん剤っていうのはあまり毛が抜けないやつだったんで」と語り、医師からは「どうしたの?髪の毛」「いやあ、秋野さんの抗がん剤はそんなに抜けないよ」と言われたと苦笑した。

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2023年2月13日のニュース