秋野暢子 かつて「もの凄く叱られた」先輩俳優とは 3時間15分号泣もその後「教えは正しかったなと」

[ 2023年2月13日 15:51 ]

秋野暢子
Photo By スポニチ

 食道がん闘病を公表し、先月7カ月ぶりに活動を再開させた女優の秋野暢子(66)が13日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。かつて厳しく叱られたという俳優を明かす一幕があった。

 司会の黒柳徹子から「今体調はどうです?」と問われると、秋野は「もうすっかり元気になりまして。おかげさまで。ありがとうございます」と笑顔を見せた。

 黒柳が「話はちょっと変わるんだけど、忘れられない大先輩とかっています?」と話を振ると、秋野は「それはもうたくさんお世話になりましたね」としみじみ。20代の頃には2018年に死去した俳優・左とん平さんの付き人をやったことがあるとし、「本当にいろんなことを教えていただきました」と振り返った。

 また、「あとあたし、18ぐらいからですけど、竜雷太さんにも本当に可愛がっていただきまして」と三船プロダクション時代の先輩俳優の名前を挙げた。「竜さんは優しいけど厳しい人で、道理に外れたことが絶対にダメな人でしたから、あたし一回一緒に地方に行く時に、マネジャーがついてて、竜さんと私で新幹線に乗ったんですけど、その時入り口で切符こうしますよね。で、マネジャーにその切符をじゃあって言って渡したんですよ。そしたらそのことでもの凄く叱られました」と明かした。

 当時は東京-大阪間は3時間15分ぐらいかかっていたとし、「3時間15分、ずっとお説教でした」と秋野。何がいけなかったのかと問われると、「マネジャーさんはお前の付き人じゃない、チケットの管理ぐらい自分でしろ。そんなこともできないで、これからどうやっていくんだ、この芸能界で」と言われたと語った。

 黒柳が「その時確かにごもっとも、って感じしました?」と尋ねると、秋野は「もうその時はビービー泣いてました」と苦笑い。「でもその後、本当にあっ、なるほどなって思うことがいくつもありました。やっぱり竜さんの教えは正しかったなと思って。そういうふうに私のことを厳しくも優しく育ててくださった方のお一人ですね」と懐かしそうに話した。

 「この間もメールが来まして。“どうしてるかな”“大丈夫です”みたいな。で“頑張れよ。同志だからな、俺たちは”みたいな、そんなお知らせをいただいたり」と報告した。

 番組では竜からのメッセージも紹介、秋野は「うれしいですね」「いい先輩に私は恵まれました」と話した。

 秋野は昨年6月に受けた検査でがんが発見され、翌月のブログで「頸部食道がん【喉と食道に大小あわせて5個】ステージ3」と発表。化学放射線療法による治療を続け、内視鏡手術を受けた同11月には「当初見つかった5個のがんが無くなりました」となどと報告していた。
 

続きを表示

この記事のフォト

2023年2月13日のニュース