古市憲寿氏 マスク着用3・13から“個人の判断”、政府の姿勢を批判し「本当に子供のこと考えてるのか」

[ 2023年2月13日 09:41 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(38)が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が10日、マスクの着用を3月13日から個人の判断に委ねることを決めたことについて言及した。

 岸田文雄首相は10日、視察先の埼玉県内の小学校で記者団からマスク着用の新指針について聞かれ、「感染状況を踏まえつつ、専門家の意見を伺いながら検討してきた」と答えた。医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面を示す一方で、学校では着用を求めないことを基本とした。新型コロナの流行が始まって4年目に入り、5月8日には感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同等の5類に移行。日常生活に浸透してきた基本的な感染対策が大幅に緩和される。

 古市氏は「これまで個人の判断って言いながら、事実上ガイドラインで強制してきたわけじゃないですか。だったら個人の判断だったら、これまでの状況が続いた可能性があるわけですよね」と、はっきりと“着けなくていい”としない政府を批判し、「ちくはぐですよね。そもそも5類移行を見越しているにもかかわらず、なんで今すぐじゃないのかってことが凄く疑問で、3月13日だったり、5月8日だったりとか、いくつも日を設けるじゃないですか。本来、今すぐやってもいいんじゃないのかってことも思うんですよね」と持論を展開。

 「子供に関してもかわいそうなのは、卒業式はマスクなし原則っていう指針がありましたけど、でも合唱時はマスクしてくださいと。だけれども4月からは合唱時もマスクいりませんという。子供たちにとって卒業式前日までマスク推奨されてて、卒業式で急にマスク取れっていわれても、たぶん取れない子供も多いじゃないですか。本当に子供のこと考えてるのかなとか、いろんなこと思っちゃうんですよね」と自身の考えを話した。

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2023年2月13日のニュース