葉加瀬太郎 高田万由子との結婚へ遥かなる道のり「おやじを落とすのが一番大変だった」

[ 2023年2月13日 22:57 ]

バイオリニストの葉加瀬太郎
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 バイオリニストの葉加瀬太郎(55)が、13日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・00)に愛娘の向日葵(ひまり)さん(23)とゲスト出演し、妻のタレント高田万由子(52)との結婚への道のりを語った。

 2人は1999年に結婚。番組では、高田の父・祐一さんが、まだ赤ん坊の向日葵さんを抱きかかえる写真が紹介された。MCの「くりぃむしちゅー」上田晋也から、「どうだったの?最初から意気投合なさったの?」と義父との関係を聞かれると、葉加瀬は「んなわけないじゃないですか…」と食い気味に返答。「いや~、ホントにこのおやじを落とすのが一番、大変だった」と打ち明けた。

 葉加瀬が23歳の時、当時20歳だった高田の家へ遊びに行ったのが、祐一さんとの初対面だったという。「ダンディーな方なんですけど、自分でもおっしゃっていたんですけど、“昭和生まれの明治育ち”みたいなことを言って」と、義父の昔気質な性格を説明した。

 大邸宅に住む大資産家という家柄で、東大生の一人娘、しかも年ごろの20歳と、男親が最も男を警戒しそうな状況。葉加瀬は「それで、バンドマンでしょう?一番ダメなやつじゃん?まず名前なんて呼んでもらえない。“楽隊屋”って」と、自虐をまじえながら当時を振り返った。

 そんな状況で、葉加瀬は自分を必死にPRしたという。義父の前でバイオリンを弾いたことも。冬は率先して暖炉の薪割り。「僕はもうツアーに行く前に薪割りを全部やって、ビシッとそろえて」。さらに、夏は広い庭の芝刈り。数々の涙ぐましい努力は報われたのか、2、3年すると「楽隊屋」の呼び名は「バイオリン屋」に変わったという。

 数年後、次なる難関は結婚のあいさつだった。義父は既に察知していたようで、「今日は仏滅だ。話聞くような日じゃねえ」「今日は会社でいろいろあったんでダメだ」などと連日、理由を付けられて話を聞いてもらえなかったという。葉加瀬は「3週間くらい、毎日通いましたね。何でもいいから断るんですよ」と回想。その後、ようやく話を聞いてくれたといい、「結婚させて下さい!」と頭を下げたという。

 しかしこの時、まだ義父には話せなかった重大な事実があった。それは、高田が既に向日葵さんを身ごもっていたこと。葉加瀬は翌日も義父の元を訪れ、「もう一つ…」と切り出したという。「“赤ちゃんができています。新しい命が宿っています”と。(義父は)ハトが豆鉄砲食らったみたいに、“はっ?”って言って。一言目、何と言うかなと思ったら、“ん~計算が合わないじゃないか?”って言ったんですよ」と振り返った。

 風格のある義父だが、結婚式の夜に忘れられない出来事があったという。「ここからがこのおやじのすごいところですよ。“こっちに来い”って、リビングのところに呼ぶんですよ」。義父はドアというドアを全て閉め、葉加瀬と2人きりに。シャンパンを開けて乾杯し、「“今日から太郎って呼ぶから、よろしくな”って」。感動的なエピソードに、スタジオは大きな拍手に包まれた。

 高田は7月に無事出産。するとその日、再びリビングでまったく同じ状況になったという。「うわ~、これだ!と思って。2人きりってすごい緊張して」。娘を持つ父親の仲間入りをした葉加瀬に、義父は「太郎、おめでとう。これでお前も俺の気持ちが分かると思うぞ」と言ったという。その後は義父から飲みの誘いなど頻繁にかかってくるようになったといい、有田哲平は「いい話だった」と感激しきりだった。

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