松村北斗&上白石萌音 「カムカム」で悲運の別れ…理想の夫婦が“再会” 映画「夜明けのすべて」W主演

[ 2023年2月13日 05:00 ]

映画「夜明けのすべて」で“再会”を果たす上白石萌音(左)とSixTONESの松村北斗
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 SixTONESの松村北斗(27)と女優の上白石萌音(25)が映画「夜明けのすべて」(監督三宅唱、来年2月公開)でダブル主演を務めた。瀬尾まいこ氏の同名小説が原作。パニック障害とPMS(月経前症候群)という症状を抱え、生きづらさを感じながら暮らす同僚2人の友達でも恋人でもない、最高の理解者という特別な関係性を描く。

 2021年のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で話題となった2人がファン待望の再共演だ。「カムカム…」では上白石がヒロイン、松村が相手役を演じ、戦前から戦時中にかけての2人の恋模様が描かれた。違う相手との縁談など度重なる障害を乗り越え、結婚に至った。

 その後すぐに夫は出征し、戦死。松村の出演期間は1カ月足らずだったが、互いを思い、支え合う姿が視聴者の心をつかんだ。昨年ネット上で行われた「歴代ドラマの理想の夫婦ランキング」ではトップ10入りを果たし、好感度の高さが示された。

 松村は朝ドラ出演をきっかけに、中高年層からの人気を獲得。映画「ホリック xxxHOLiC」などに出演し、今年の日本アカデミー賞では新人俳優賞を受賞した。新海誠監督の「すずめの戸締まり」でも声優に抜てきされた。上白石も昨年、「千と千尋の神隠し」の初舞台化で好演。女優としての評価を高めた。

 そのコンビが再会し、今度は現代を舞台にした作品で支え合う。昨年末に撮影は終了。互いについて、上白石は「悔しいくらい素敵な演技」、松村は「(役が)特別な関係性で難しい部分もありましたが、上白石さん演じる役の存在があったからこそ、とても自然に自分の役の日常に溶け込むことができました」と振り返った。昭和の激動の時代を魅力的に演じた2人が今作ではどのような表情を見せるのか注目だ。

 ▽「カムカムエヴリバディ」 通算105作目のNHK連続テレビ小説。昭和、平成、令和の3つの時代をラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘の100年間を描いた。朝ドラ史上初めてヒロインが3人おり、上白石、深津絵里(50)、川栄李奈(28)が務めた。2007年の朝ドラ「ちりとてちん」などを手掛けた藤本有紀氏のオリジナル作品。随所にちりばめられた謎が、クライマックスで次々と解決されたことが「見事な伏線回収」と話題となり、尻上がりの視聴率だった。

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