橋下徹氏 政府のマスク巡る方針に「あれだけデータとか科学的知見に基づいてって言ってるのに今回は…」

[ 2023年2月13日 11:03 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。政府が10日、マスクの着用を3月13日から個人の判断に委ねることを決めたことについて言及した。

 岸田文雄首相は10日、視察先の埼玉県内の小学校で記者団からマスク着用の新指針について聞かれ、「感染状況を踏まえつつ、専門家の意見を伺いながら検討してきた」と答えた。医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面を示す一方で、学校では着用を求めないことを基本とした。新型コロナの流行が始まって4年目に入り、5月8日には感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同等の5類に移行。日常生活に浸透してきた基本的な感染対策が大幅に緩和される。

 橋下氏は「政府が1番ズルいのは、今、学校現場では、基礎疾患ある子供をどう守るのかっていうところがすごい大議論になっているんです」と言い、「そこについては、政府が言うには、基礎疾患ある子供はマスクをして自分の身は守ってくださいって言うんですけど、じゃあ身を守るためにマスクなんだったら、公共交通機関だってどこだって身を守りたい人だけマスクをして、その他の人はしなくてもいいってことになるし、なんか政府がやっていることはハッキリしない」と自身の考えを述べた。

 また「政府はあれだけデータとか科学的知見に基づいてって言ってるのに、今回のこのいろんな方針、なんのデータとかなんの科学的根拠があるのか、いろんな会議録見てもよく分からない、なんとなくの感覚。だから、リスクがある可能性があるからマスクしましょうじゃなくて、世の中にはいっぱいリスクがあってインフルエンザでも基礎疾患ある子供が今までそこまで、ある意味守らずに普通に教室でやってたわけでしょ。ほかのリスクとの比較をして、僕らがどこまで許容できるのかっていう議論をやらなきゃいけないのに、それが全く欠けて、データ分析も何にもないままにこんな細かなこと言うんですよ。僕は本当に今の日本の政治のやり方は違うと思う」と政府に“注文”をつけていた。

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2023年2月13日のニュース