医療機器メーカー、産婦人科の内診台をネタにしたユーチューバーに抗議文「到底許容できるものではない」

[ 2023年2月13日 10:54 ]

 医療機器等の製造・販売を行うタカラベルモント株式会社が、産婦人科検診台を揶揄した登録者数13万人の性教育ユーチューバー「しょご先生」の投稿について、抗議文を発表した。

 事の発端は、「日本一やさしく学べる性教育」と題するYouTubeチャンネルを運用する「しょご先生」が自身のツイッターで、産婦人科検診台について、「足上がり過ぎてセックスどころじゃないセックスマシーンw」と、揶揄するような投稿をした。この投稿には「ふざけていいことじゃない」「侮辱するな」「女性の気持ちを馬鹿にしてる」と批判が相次いだ。

 この炎上を受け、同社は「SNSで拡散された産婦人科検診台での迷惑行為に関して」と題する文書を発表。「2023年1月9日(月)に、SNS上において、産婦人科で使用される検診台を使って撮影された不適切動画が投稿され、拡散している状況が判明しました」とし「当該製品は、産婦人科における診断・処置に使われる医療機器です。また、撮影された施設は、人間の命や性についての正しい理解と啓蒙を行うための施設であり、教育の場としても活用されている施設です。しかしながら、今回のSNS上での投稿は、誤った機器の取り扱い方、並びに多くの患者様への誤解を生むような表現であるばかりでなく、人間の性に対する尊厳を傷つけるものであり、到底許容できるものではありません。大変遺憾に思うとともに、強く抗議致します」とユーチューバーの行為を非難。

 「弊社では、SNS運営会社に対し、上記内容の抗議と投稿の削除を要請すると共に、SNS内での不適切動画投稿への監視徹底を厳正にお願い致しました」と報告した。

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2023年2月13日のニュース