橋下徹氏　マスク着用3・13から“個人の判断”に「政府の責任放棄。はっきり言わなきゃいけない」

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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　元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏（53）が13日、フジテレビの情報番組「めざまし8（エイト）」（月～金曜前8・00）に出演。政府が10日、マスクの着用を3月13日から個人の判断に委ねることを決めたことについて言及した。

　岸田文雄首相は10日、視察先の埼玉県内の小学校で記者団からマスク着用の新指針について聞かれ、「感染状況を踏まえつつ、専門家の意見を伺いながら検討してきた」と答えた。医療機関や混雑した電車といった着用が推奨される場面を示す一方で、学校では着用を求めないことを基本とした。新型コロナの流行が始まって4年目に入り、5月8日には感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同等の5類に移行。日常生活に浸透してきた基本的な感染対策が大幅に緩和される。

　橋下氏は「個人の判断って、これ政府の責任放棄ですよ。個人の判断ということは、これはやらなくてもいいわけです、マスクは。やらなくてもよくて、着けたい人は着けてもいいですよって。やらなくてもいいってことをはっきり言わなきゃいけないのに、そこを個人の判断って言ったら、みんなそれこそすぐやめられなくなるんじゃないですか。こういう言い方は絶対によくないと思う」とコメント。

　「本当は全部、個人の判断なんだけれども、ガイドラインで事実上の強制をしていたんだったら、ちゃんと事実上の解除までやるのが政府の責任だと思いますよ」と指摘。「結局、個人の判断ということは、もう普通の言葉で言えば、マスクはもうしなくていいわけですよ、原則は。したい人はしてもいいですよっていう意味なんだから、個人の判断でごまかしちゃいけないと思います」と強調した。