30歳誕生日の楽天・西川が9回逆転弾 「入ってくれると思った」祝砲で今季初首位浮上導いた

[ 2022年4月17日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―5ソフトバンク ( 2022年4月16日    北九州 )

<ソ・楽>9回1死一塁、右越え2ランを放った西川はガッツポーズをする(撮影・中村 達也)
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 忘れられない一日になった。楽天・西川はこの日が30歳の誕生日。祝砲はチームを今季初めて首位に浮上させる逆転弾になった。

 1点を追う9回1死一塁。相手守護神・森の143キロのツーシームがど真ん中に。「あまり広くない球場なので入ってくれると思った」。完璧な手応えとともに打球は右翼席中段へ。右拳を突き上げて喜びを爆発させた。

 日本ハムを自由契約になり加わった新天地。試合前には「新しいチームに来て、こんなに祝福されるものかと思った」と驚くほど、チームメートから「おめでとう!」の言葉をもらった。盗塁王4度の不動の1番はリーグ4位の打率・310、リーグ2位の10打点と、打線をけん引。マイナス0・5ゲーム差ながら、直接対決だったソフトバンクを勝率で上回っての首位浮上で、石井監督も「一気にひっくり返す見事な打撃だった」と称えた。

 「節目の30歳でもあるし忘れないと思う。20代より若々しくありたい。常に新しいものをつくっていきたい」。輝かしい“三十路”を予感させる人生初のバースデーアーチだった。(重光 晋太郎)

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