センバツ準V近江が春季大会初戦コールド勝ち 山田陽翔は「3番右翼」で4打数1安打

[ 2022年4月17日 15:26 ]

春季近畿地区高校野球滋賀県大会 2回戦   近江7―0北大津(7回コールド) ( 2022年4月17日    湖東スタジアム )

<近江・北大津>7回先頭、左前打を放つ近江・山田陽翔
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 今春センバツ準Vの近江が、センバツ後初の公式戦となった春季大会初戦を7回コールド7―0で快勝。今秋ドラフト上位候補で準Vの立役者となった山田陽翔は「3番右翼」でフル出場し、4打数1安打だった。

 「甲子園では全然打てなかったので、焦る気持ちはあるんですけど、投手のボールは見えているなという感覚はありました」
 3打席目までは捕ゴロ、中飛、遊邪飛と快音なし。2打席目の中飛は鋭い当たりだったが、スタンドまでは届かず「振り遅れました。もう1個(タイミングが)前なら(スタンドに)入っていたと思います」と、感触としては悪くない。4打席目は7回先頭で強烈な当たりの左前打。修正力の高さも健在だ。

 センバツ準決勝の浦和学院戦の打席で投球が直撃した左足の具合も2、3日あまりで治癒した。聖地での連投からの回復を図るため、キャッチボールを再開したのは1週間前で、本格的な投球練習はまだ再開していない。多賀章仁監督は「投手力をつけないと夏は厳しい。この春は彼をマウンドに上げず、勝ちきれるチームにしないと。夏は山田と星野、この二枚看板がそろわないといけない」と、滋賀大会ではあえてエース右腕の登板を封印し、この日先発し7回を完封した左腕の星野世那(3年)、長身右腕の小島一哲(3年)らに経験を積ませる考え。右肘の状態不良で山田が登板しなかった昨秋もエース格として近畿大会8強へ導いた星野は「自分が主戦という自覚を持って取り組んでいきたい」と、エース右腕と双璧をなすための決意をにじませた。

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