佐々木朗希の“8回完全” SNSで話題になった「山井大介」と「西口文也」の野球史に残る“伝説”とは

[ 2022年4月17日 18:01 ]

パ・リーグ   ロッテ0-1日本ハム ( 2022年4月17日    ZOZOマリン )

<ロ・日(4)>日本ハム打線を封じる佐々木朗 (撮影・白鳥 佳樹)
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 ロッテの佐々木朗希投手(20)が17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)に先発。10日のオリックス戦での完全試合達成後初登板で、8回まで走者を許さず完全投球を続けたが、9回に2番手・益田と交代してマウンドを下りた。

 2試合連続で完全試合や無安打無得点試合を達成すればプロ野球史上初の快挙だったが、8回102球で降板。SNSでは井口監督の決断を称賛する声が多く、「日本の宝を壊さないため井口監督の英断。感謝です」「佐々木投手の将来を考えたら良い判断だと思う」などなど好意的な投稿が多かったが、一方でSNS上では別の話題でも盛り上がった。それが「山井大介」と「西口文也」だった。

 中日の「山井大介」とは、2007年の日本シリーズ第5戦で、当時中日監督だった落合博満氏が8回まで1人の走者も許さない快投を続けていた先発・山井を岩瀬にスイッチ。継投による完全試合達成という話題性のある快投で日本一に輝いた。

 また西武の「西口文也」とは、2005年の8月27日のことだ。西口はそれまでに、9回2死まで無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を継続していたが、2度とも失敗(どちらも勝利投手)。そして迎えたのが、8月27日の楽天戦だった。西口は9回まで1人の走者も許さない完全試合ペースで進めたが、味方打線が得点を奪えず、0-0のまま延長戦に突入。10回に沖原に安打を打たれて、快挙達成とはならなかった。結局、西武がサヨナラ勝ちを収めたことで西口は完封勝利。延長戦での完全試合ならば史上初の達成となるところだったが、惜しくも達成とはならず、この試合は完全試合の参考記録扱いとなっている。

 SNS上では、この2人の名前を出す野球ファンが続々。8回で降板したことで、「西口と思いきや山井大介だった」「佐々木朗希が西口文也ルートに行くかと思ったら山井大介ルートへ」「令和の西口文也事件」などなど、野球史に残る試合を懐古した。また、数々の記録を塗り替える佐々木朗に対して、「西口文也のみが持ってる記録までも取らないでくれー」という声もあった。

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