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プロ注目右腕の九産大・渡辺 サヨナラ勝ち導く3安打完封 サヨナラ弾の野口がエース救う

[ 2022年4月17日 05:30 ]

福岡六大学野球   九産大1-0福工大 ( 2022年4月16日 )

<九産大・福工大>3安打11三振で完封勝ち、サヨナラ勝ちを引き寄せた九産大の渡辺
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 3試合が行われた。九産大はプロ注目右腕、渡辺翔太(4年)が今季初先発し3安打11三振で福工大を完封すると、0―0で迎えた9回に野口恭佑(4年)がソロ本塁打して1―0でサヨナラ勝ちした。

 今秋ドラフト候補、渡辺の力投が報われた。初回から5者連続三振の立ち上がり。9回を投げて11三振を奪う会心のピッチング。それでも渡辺本人は「タイブレークに入るのが嫌だった。初めて負けるかもしれないと思った」。7回まで味方打線は無安打。0―0の息詰まる展開に一時は敗戦も覚悟していた。そんな危機を同じ4年の野口が救った。

 「翔太(渡辺)が頑張って投げていたので早めに得点してやりたかった」。そんな気負いが4回の併殺打、7回の三振につながってもいたが、土壇場の9回2死は“フッ”と力が抜けた。「スライダー。来た球を素直に打てた感じ」。打球は左中間に高く舞い上がりサヨナラソロ弾となった。昨年春に左手首を傷め、秋季リーグ途中の復帰までバットを振れない日々が約6カ月続いた。「構えも振りも力みすぎていた」。取り組んだのは脱力スイング。その努力が1年春以来のリーグ戦通算2号に結実した。

 「まさかあそこで本塁打とは」と渡辺も見事なサヨナラアーチに驚く。第1週は登板を避け、この日が「僕自身の開幕」と気合を入れた一戦で大学初の9回完封勝ち。スタンドの楽天はじめ複数球団スカウトのメモには「◎」が記されたはずだ。(中島 泉)

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