岸川勝也氏 球速落ちたソフトB・森はコントロールの狂いが命取りに 投球の組み立てには慎重さ必要

[ 2022年4月17日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5-6楽天 ( 2022年4月16日    北九州 )

<ソ・楽>9回1死一塁、西川に本塁打を打たれガックリの森(撮影・中村 達也)
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 【岸川勝也 視点】捕手は外角に構えていたが、ボールは中に甘く入った。9回にソフトバンク・森が楽天・西川に打たれた逆転2ランは制球ミスを捉えられた。数年前の好調時に比べて球速が落ち、打者を押し込むのが難しくなっているのでコントロールの狂いは命取りになる。

 今後はボールの高さに気をつけ、両サイドをより丁寧に突くことが大事だ。さらに投球の組み立ても慎重にならないといけない。追い込むまでに有効なのはナックルカーブ。またフォークでもカウントを稼ぐなど、常に優位に立って打者にプレッシャーをかけたい。

 痛い逆転負けとはなったが、打線では上林が2二塁打を含む3安打1打点と収穫があった。打席での力みが消え、センター中心の打撃ができている。栗原が長期離脱し、もう一度レギュラーをつかむチャンスが来た。絶対につかまないといけない。(スポニチ本紙評論家)

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